拗らせ症候群。Mizuki.I (ページ4)

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「…ってことがあったんだけど」

「うん、ナチュラルにイチャイチャぶっ込んできたね」

瑞稀が先生に呼び出されてる内に、昨日のことを橋本くんに相談してみる。

2人はずっと仲良しだから、何か知ってるかなって思ったんだけど…。

「うん、まぁ瑞稀だからね」

「…全く分からないよ？」

「まぁ何となくは知ってるけど、俺から言うことじゃないもん」

「えー…やめなきゃだめかな」

「全くもってやめる必要ないからやめないで！？」

「…何話してんの」

血迷うな！と私の肩を掴む橋本くん。

すると後ろからぐっと体を引っ張られて、体が後ろに傾いた。

「瑞稀のことだよー？」

「にしても距離近すぎ。Aに触んな」

「もー、まじメンヘラ！いいじゃん俺くらい」

「いくらはしもっちゃんでもダメ」

私の頭の上で繰り広げられる謎の会話。

何これ？とワタワタしていると、瑞稀も橋本くんもぷ、と吹き出した。

…え、喧嘩してたんじゃなかったの。

「ごめんね、そんな慌てないで！」

「アホ面」

「な…っ！瑞稀のせいだよ！」

「何でだよ」

「だって瑞稀が昨日変なこと言うからじゃん、」

「忘れろって！え、てかそれ聞いてたの？」

「そうだよ」

「んだよマジ。はしもっちゃん言ってねぇよな」

「言うわけないじゃん。俺まだ死にたくないし」

なんか仲間はずれ感。

やっぱり男の子同士じゃないと分からないことがあるのかな、とか、瑞稀の幼馴染は私なのに、とか。

いろいろ考えてると、暗い顔すんな、と瑞稀に頬を摘まれた。

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