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ご飯よ、なんて呼ばれて2人でリビングに降りる。
カレーだけだと思ってたのに、サラダやら何やら。
アイスもあるわよ♡と年甲斐もなくハートマークをつけた母。
…Aパワー、恐るべし。
「ん、美味しいです」
「ほんと！よかった〜！」
「俺野菜嫌いだって言ってんじゃん」
「別に瑞稀の為に作ってないもの。女の子はお野菜も採らないと、ねぇ？」
「ふふ、はい！」
大っ嫌いな緑と赤。
目の前にドンと置かれたそれをフォークでぐぐっと引きづって隣のAに押し付けると、こら、と手を叩かれる。
カキンとなった金属音に肩を跳ねながら、スプーンを握ってひたすらにカレーをかき込んだ。
「瑞稀、そんなんじゃ誰も瑞稀にご飯作ってくれないわよ？」
「別にいいし」
「はぁ、Aちゃんも苦労するわ」
「わ、私ですか…？」
「え、だって2人は結婚するでしょう？」
「ぶふぉっ」
自分でも驚くくらい下品な音を立てて、吹き出そうになったカレーを手で抑える。
水を渡してくれたAに小さく頭を下げてからデリカシー皆無すぎる母親を睨みつけた。
「あのなあ、」
「あら、違うの？てっきりそうかと思ってたけど」
「いや…その、」
「コイツに彼氏が一生出来なかったら貰ってやるよ」
「な…っ！それ私のセリフ！」
「俺がどんだけモテるか知ってて言ってる？」
「…いいもん、私だって誰か1人くらいは好きって言ってくれる人いるもん」
その1人は俺なんだけど、と口が裂けても言えない俺は、また水とカレーをひたすらに流し込んだ。
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駆凪 - すごく面白いです！！頑張ってください。 (2022年8月17日 0時) (
レス) @page50 id: a1142e8383 (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - 瑞 彩 * ((( 低浮上さん» ありがとうございます！ (2019年12月10日 21時) (レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
瑞 彩 * ((( 低浮上 - 面白いです(^_^) (2019年12月10日 18時) (レス) id: 139e318ce4 (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - 黒髪少女さん» ありがとうございます(^^) (2019年11月25日 18時) (レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
黒髪少女 - カウントダウンで、なんでも口を割ってしまうとかいい！最高！！ (2019年11月25日 17時) (レス) id: 895c331d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まれぴゅま
| 作成日時：2019年11月13日 20時
