拗らせ症候群。2 Mizuki.I

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最近いろいろありすぎて謎の疲労感が満載。

家のことして早く寝よ、明日休みだし。と思って、さっさと洗濯物を部屋の中に入れる。

もういい、まだ夕方だけどご飯も食べちゃえって、冷蔵庫にラップしてあったご飯を食べる。

1人でご飯食べたの久しぶりだなぁなんて思いながらとっとと家事も済ませちゃった。









「まだ6時かぁ」









早く寝ようとか思いつつ、さすがに早すぎたかな。

ソファに座ってテレビを付けると、疲労感のせいか急激な睡魔に襲われる。

たまにはいっか、なんて甘えてたら、あっという間に眠りについた。









ゴロゴロ…









「へ…っ、」









大きな音で目が覚める。

時計はまだ短針が8になる頃。

ピカッとカーテンの奥に見える光と、その後に響く大きな音。

…雷だ、









「うそ…、」









昔から雷だけはほんとに嫌いで。

基本的に大きい音が苦手だったんだけど、まさか1人の時になっちゃうなんて。

最悪だ、なんて思いながらクッションを抱きかかえて耳を塞いでたら、









「A…！」









なぜか瑞稀が現れて、ソファに座って丸まってる私を抱きしめた。









「みず、何で…？」

「お前雷ダメじゃん」

「じゃなくて！どうやって入ったの？」

「合鍵あんだろ、馬鹿」









忘れんなよなんて言いながら私のおでこをつつく。

そっか、合鍵か、なんて思ってたら、また大きな音が響いた。









「きゃ…っ！」

「耳塞げ」









耳を覆った私の手の上に自分の手も重ねてくれる瑞稀。

おでことおでこをくっつけて目を瞑るから、何だか少し安心した。









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