# 私のために ページ14
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体育館から保健室は
外を通ってかなり遠いところにある。
元々山沿いに立つ学校だから
階段や坂が多くて、
この体調不良には地獄だった。
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阿部「 ちょっと座って待ってて？」
すると長い階段の手前のベンチに
阿部先生は私を座らせて、
そのまま走ってどこかに行ってしまった。
突然のことすぎて
どうしていいか分からないけど、
自分じゃどうにも動けないから
言われた通り静かに待った。
阿部「 ごめんね、お待たせ、」
するとすぐに
また走って戻って来た先生。
手にはペットボトルの水を持ってて、
蓋を開けて渡してくれた。
阿部「 体育館、乾燥してたでしょ？
ちょっと水飲んだらマシになるかも。」
そう言われながら
渡された水を少しだけ口に含む。
そしたら乾いてた喉が潤って
少しだけ呼吸が楽になった。
阿部「 どう？」
『 さっきより… マシになりました、』
阿部「 良かった、調べておいて。」
その時阿部先生の言ったその言葉に
心臓がドキッと音を鳴らす。
Aちゃんの咳、心配すぎて
めちゃくちゃ調べちゃったんだよね、
なんて言葉まで言われて
さっきまでとは違う涙が溢れて来た。
阿部「 しんどいのにごめんね。
学校、来てくれてありがとう。」
『 ……はいっ、』
.
咳は苦しいし、
先生への気持ちも苦しいし、
本当に頭がおかしくなりそう。
ただでさえ好きで好きで
会いたくて堪らなかったのに、
久しぶりに会った瞬間
こんなことされたらもう我慢出来ない…。
『 先生、』
阿部「 ん、なに？」
『 …ありがとう、ございます、』
それでも本当は
�� 大好き �瓩辰童世い燭させ�ちを抑えて、
震える声でお礼を言った。
そしたら大丈夫だよって
また優しく背中をさすってくれるから、
私のために寄り添ってくれる先生と
一生このままでいたいとさえ思った。
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うい(プロフ) - 続き待ってます！ (11月11日 18時) (
レス) @page22 id: 4785f44992 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 一気よみしました。さすが素敵な小説で読みやすくて。続きが早く見たくなりました♪お待ちしております！ (2020年11月11日 6時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
あいりんご - 望穂さんのお話すごく好きで、ずっと読んでます！マイペースで構わないので、更新頑張ってください！ (2020年6月22日 4時) (レス) id: e5c2658398 (このIDを非表示/違反報告)
めい - 望穂さんのお話好きです！こちらこそよろしくお願いします!!^∀^ (2020年5月24日 11時) (レス) id: 730e0168eb (このIDを非表示/違反報告)
美海 - 佑香さん» 望穂さんの書く作品が大好きで、同じ作品を何度も繰り返して読んだりしちゃいます。すんごい大好きです。というか望穂さんのファンです！体調に気をつけてください！長くなってしまい申し訳ありません。とにかく大好きです。そして更新楽しみにしています (2020年5月22日 1時) (レス) id: 75f87f176b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：望穂
| 作成日時：2020年5月17日 22時
