俺の嫁は、家事ができんっ！

平日の朝9【現在編】 ページ14

康二「A〜？大丈夫ー？痛かったなぁ…どこ痛いー？」


康二がしゃがんで、Aと視線を合わせながらそう言うと、、


しゃくりあげながらも康二の目を見つめて、必死に説明するA


その隣には、心配そうにAの頭を撫でる大介。


『ぐすっ、、ひっくっ、、あのねぇー、A、いたくはないのぉ…』


康二「そうかぁ…」


『でも、、おさらひっくりかえして、、パンくず、、だらけっ、、にっ、、なっちゃったぁ、、』


康二「そうやなぁ…でも、怪我しやんでほんまによかったわ…」


『でも、、でもねぇ、、ままのよーじ、ふやじぢゃったぁ、、』


康二「もうほんまええ子やなぁ〜、ママこんなことで怒らんよー？」


俺は、Aの優しさに思わず、ぎゅっと抱きしめた。


ほんま、Aは、ママ思いで、どこまでも優しいなぁ…


俺、感動して涙出てきたわ…


でも、俺もやらかしたし、ちゃんと蓮に謝らなな…


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蓮Side



Aがマジで心配だけど、そろそろ時間もやばいし、お弁当を先に詰めないとね


たまたま近くに置いてあったおんぶ紐で、らうをおんぶする。


それから個々のお弁当箱に、彩りを考えておかずを詰めていき…


蓮「よし、できた！」


いつもなら、イ◯スタ用に写真撮るんだけど、そんなことやってる場合じゃないしね…


写真は撮らずに、、



蓮「えーと、康二が、オレンジで…

兄さんが、緑…

大介が、ピンク…

Aは、水色…」


とお弁当箱をランチクロスで包み、カウンターに4つ並べてリビングへ


蓮「お弁当できたよ！康二、そろそろ行かないと仕事遅れちゃうよ」


康二「えっ…今、何時！？…は、8時！？やばっ！」



Aを抱きしめていた康二は、時計を見て大慌て！



すると、双子が申し訳なさそうに自分の顔を見る。


大介「ママっ、おちゃこぼしちゃって、ごめんなさい…」


『Aも、ごめんね、、』


康二「れんきゅん、ほんまごめんな…」


蓮「いいよ。大介とAは、お手伝いしようとしてくれたんだよね？
その気持ちが嬉しかったもん！康二もお皿ひいてくれてありがとう！」


『ほんとぅー？』


蓮「うん！」


大介「やったでやんすー！」


康二「もう、泣きそうなほど優しすぎるわー泣」


蓮「ふは、泣きそうって、もう泣いてんじゃん(笑)

ほら、早く行きなよ？」


康二「そやなー、大介とA幼稚園行こか〜？

今日は、パパやで〜」

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