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You side.
大「ちょっっっと待って、一旦整理させて。え?康二と帰ってていい雰囲気だったのに、急に元カノが現れて、康二はお前を置いて元カノを連れて帰ったってこと?」
「うん、そういうこと。」
大「待って、自分でまとめておきながら訳分かんないわ。は?」
「結局、元カノが忘れられなかったってことでしょ。向井くん優しいからさ、」
大「それとこれは関係なくない?なんっで.....あーーーもう、人の気も知らねぇで....」
わしゃわしゃっと髪を乱した佐久間は少し雑にアイスのゴミをゴミ箱に投げ入れた。
大「俺、言ったよな。次、コイツ泣かせるやついたら絶対ぇ許さねぇって。うん。言った。」
「佐久間、?」
大「俺、もう無理だ。黙ってようって決めたけどもう無理。」
「な、なにが?」
大「俺、お前のことずっと大切だったんだ。友達としてじゃなくて、ずっと好きだった。お前が幸せならそれでいいって、今回も身を引こうと思ったけど無理。
そんな顔するなら、俺んとこ来い。俺が幸せにする。もう傷付いたりすんなよ。」
あまりに真剣な眼差しに、グッと緊張感が増す。
「え、待って、そんな、」
そう零すと、彼はハッと我に返って苦しそうな顔をした。
大「ごめ、....違う、困らせたかった訳じゃない。本当は言わないつもりだったんだ、」
「っ、」
大「待って、」
その場から逃げ出そうとした私の手首を捕まえてぎゅっと握りしめた。
大「もう誤魔化せないから言うけど、全部本当のことだから、覚えといて。」
「っ、」
大「康二じゃなくて、俺を選んで。」
私はその場で答えを出すことも、熱くなった手首を振り解くことも出来なかった。
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cleam(プロフ) - ちなこさん» コメントありがとうございます!毎日読んでもらえてるんですか....!めちゃめちゃ嬉しいです( ; ; )素敵って思ってもらえるように描けてよかったです!ありがとうございます! (2021年3月29日 20時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - みうさん» コメントありがとうございます!こちらのお話はさくまくんがかなり切ないポジションですよね( ; ; )「うわあああ」ってなってもらえてよかったです( ; ; ) (2021年3月29日 20時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
ちなこ(プロフ) - cleamさんの書かれるお話が好きすぎて1日一回は読んでます!!!こーじくん素敵すぎて惚れ直しました…() (2021年3月27日 2時) (レス) id: 3adce2c6d7 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - うわあああさっくん(TT)(TT)ってなりました素敵です(TT)(TT)(TT) (2021年3月26日 16時) (レス) id: 90ad8ea26a (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - のびさん» コメントありがとうございます!さくまくんの一途さ感じ取っていただけて嬉しいです◎さくまくんのリクエスト何件かいただいてるので、またいつか出させていただきます^^ (2021年1月23日 14時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:cleam | 作成日時:2021年1月3日 13時