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You side.
康「なんで、帰ってなかったん、？」
『帰れるわけないやんか、』
2人の会話を聞いていると、ドクドクと心臓が脈を打って苦しくなる。
『このお姉さん、誰？』
康「誰って、その、会社の人.....」
『そうなん、』
向井くんの��会社の人��という言い回しに、どことなくショックを受けてしまう。
何も、間違ってないのにね。
『....こうくん、あたしね、まだこうくんのこと、』
康「待って。違うとこで話そ。....Aさん、」
「ん、？」
康「すんません、家まで送ってあげられんくて、」
「あ....ううん、平気。すぐそこだから。」
康「ほんなら、また、....一花、行こ。」
『うん。』
そう言って、彼は彼女を連れて来た道を戻っていった。
「あ、れ、」
急にカタカタと震え出した手。
何、もう、
つい数分前に彼が言ったフレーズに勝手に期待して、勝手に傷付いて。
馬鹿じゃないの、私....
数分の間、その場に立ち尽くしたまま動けずにいた私は、なんとなく甘い物が食べたくて、自宅を通り過ぎてそのままコンビニへと足を運んだ。
自動ドアが開くと、軽快な音楽と共に気怠そうな挨拶が聞こえる。
何にしようかな、
ケーキ、チョコ.....アイスもいいな、
どっと疲れた心に糖分を補給したくて、何も考えたくなくて、スイーツのことだけで頭をいっぱいにした。
大「え、A？」
ぼーっと商品棚を眺めていると、聞き慣れた声が聞こえた。
「佐久間、」
そこには、ネクタイを緩めた佐久間がポカンとした表情で立っていた。
大「何してんの？こーじと帰ったんじゃ、」
「帰ったんだけどね、ははは、」
大「何？話、聞くわ、」
結局、佐久間とアイスを半分こすることにして、人の少ない駐車場の隅にしゃがんでパキッとアイスを割って手渡した。
大「ありがとー」
「ん。」
大「どーした？2人で帰ったから、俺もうてっきり....」
「向井くんの元カノと偶然会ったの。」
大「え？」
「それで、向井くん、元カノを連れて帰っちゃった。」
大「は？」
佐久間が驚きすぎて唖然としている。
訳分かんないよね。
私だって、訳分かんないだよ、
.
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cleam(プロフ) - ちなこさん» コメントありがとうございます！毎日読んでもらえてるんですか....！めちゃめちゃ嬉しいです（ ; ; ）素敵って思ってもらえるように描けてよかったです！ありがとうございます！ (2021年3月29日 20時) (
レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - みうさん» コメントありがとうございます！こちらのお話はさくまくんがかなり切ないポジションですよね（ ; ; ）「うわあああ」ってなってもらえてよかったです（ ; ; ） (2021年3月29日 20時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
ちなこ(プロフ) - cleamさんの書かれるお話が好きすぎて1日一回は読んでます！！！こーじくん素敵すぎて惚れ直しました…（） (2021年3月27日 2時) (レス) id: 3adce2c6d7 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - うわあああさっくん(TT)(TT)ってなりました素敵です(TT)(TT)(TT) (2021年3月26日 16時) (レス) id: 90ad8ea26a (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - のびさん» コメントありがとうございます！さくまくんの一途さ感じ取っていただけて嬉しいです◎さくまくんのリクエスト何件かいただいてるので、またいつか出させていただきます＾＾ (2021年1月23日 14時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2021年1月3日 13時
