おはよう ページ9
「Aちゃーん♪起きてー♪出掛けるよーん♪」
朝からハイテンションな声に起こされる。
『んん…？なんですかぁ…？ってかまだ時間早いし…眠い…おやすみなさい…』
「二度寝しちゃダメだよ〜！それとも…それは自分を誘ってるのかな？」
『!!!!』
いきなり耳元で囁かれて一気に目が覚める。
勢いで起き上がったが、なんて返せばいいのか分からなくて戸惑っていた。
そんな私を見て貴利矢は少し笑ってから頭を撫でてくれた。
「早くしないとあいつの朝飯冷めちゃうぞ？先行ってるから支度してからおいで♪」
『カズミンの朝ごはん！すぐ支度します！』
ヒラヒラと手を振って部屋から出ていく貴利矢を見送ってすぐに着替え始めた。
朝から貴利矢に起こされる…そしてカズミンの朝ごはん。
なんて幸せな夢なんだろう…。
うきうきしながら身支度を整えて鏡を見た時に、ふと、さっきの貴利矢を思い出す。
「自分を誘ってるのかな？」
ベットに寝ている私の耳元にそう囁かれた。
一気に顔が熱くなる。
自慢にもならないが年齢＝経験なしで今まで生きてきたので誘う方法なんて知らない。
もし、あれが本当に誘っている行動なら…なんて恥ずかしい事をしてしまったんだろう。
そんな事を考えながらもそんな風に考えてしまう自分が嫌で手早く支度をする事で忘れる事にした。
『おはようございます！遅くなってごめんなさい！』
リビングに入り、待っているであろう2人に大きく頭を下げて謝る。
おそるおそる顔を上げると貴利矢は椅子に座って、一海はキッチンで驚いた顔をしていた。
「Aたん♪そんなに慌てなくても大丈夫だよ？ってか…九条！お前どんな起こし方したんだよ…」
「別に自分は普通にやさーしく起こしたよ？ね？Aちゃん♪」
恨めしそうな顔をして貴利矢を見る一海と含みのある顔で笑う貴利矢。
そんな2人を見て怒っていない事が分かり安堵する。
『ごめんなさい。私も手伝いますね！』
それでも待たせてしまった事に変わりはない。
朝食の準備を手伝う事にした。
一海の隣に立ち出来上がったばかりの朝食を運ぼうとして顔を上げる。
『あの…これ運んでも…？』
見ると一海は今にも泣きそうな顔をして私を見ていた。
「Aたんとキッチンに立てるなんて…夢じゃないだろうか…。俺の人生に悔いなし…」
『あー…』
「そいつ…ほっといていいから早く食べよーね♪」
絶妙なタイミングで貴利矢のツッコミが入って朝食が始まるのだった。
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koji(プロフ) - こんばんわー！悩みますでしょ！『できてるよ』は神回です！そして…何故か私の推しは必ず消えてしまうというオチがつく(´；ω；｀) 更新は前に比べてゆっくりですが頑張りマース！ (2018年11月15日 0時) (
レス) id: 5445fdb9a8 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - こんばんは〜！貴利矢とかずみん、、、はぁぁあ、、本気で悩みますね！『できてるよ』の変身で完全にやられましたので笑 正に夢小説ですね！！私もどっぷり夢みさせていただきま〜す♪ (2018年11月14日 23時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koji | 作成日時：2018年10月13日 2時
