美味しい時間 ページ8
『あー！夢にまでみたカズミんのパスタ!!めっちゃ美味しい！これだけでもここに来た甲斐あったかも！』
満たされた腹と夢にまで見た幸せと色々ごちゃ混ぜになって、さっきまでのモヤモヤは消えていた。
『やっぱ腹が減ってはなんとやら…ですね♪』
そう言って笑うと、今度は後ろから声がした。
「デザートはプリンだよ♪」
貴利矢が珈琲とプリンを持って現れる。
目の前に置かれる大好物。
この至れり尽せり感。
『何?!なんなの？これ…なんて夢？』
兎に角幸せな気持ちでいっぱいになった私は思わず呟いていた。
「ブフォｯｯ!!」
後ろから思わず吹き出しました的な音がした。
顔を上げると貴利矢とカズミんが二人揃って笑いを堪えている。
『な…なんですかっ?!2人して笑って！』
急に恥ずかしくなった私は顔を背けた。
「ごめんごめん。Aちゃんの反応があまりにも可愛くてね♪ほら、プリン食べて機嫌直して♪」
貴利矢がプリンを差し出してくれた。
それだけでも恥ずかしいのに、このまま拗ねているのはもっと恥ずかしい気がして素直に受け取る。
プリンに罪はないし…美味しくいただこう。
そう思い一口食べる。
『あ…美味しい♪』
私好みのなめらかプリンで甘みも丁度いい！
これ…どこで売ってるんだろう？
いくらでも食べられるかもっっ。
夢中になって食べてしまい、食べ終わって我に返る。
おそるおそる顔を上げると笑いを堪えている貴利矢と何故かうっすら涙を浮かべて拝んでいるカズミんがいた。
「美味しそうに食べてるAたん、マジ尊い…」
『!!!!』
しまった又やらかした…！
私ってばなんでこう食べ物に弱いんだろう…！
恥ずかしすぎるっっ!!
「とりあえず落ち着いたようで良かった♪」
ご飯タイムが終わり、私の動揺も落ち着いた所で貴利矢が話し出した。
『あ…そうだ。あの…さっきの件なんですけど…』
2人のうちどちらかを選べなんて無理だときちんと話さなければいけない。
私には恋愛なんて出来ないと…。
だが、私が言う前に彼らからは思ってもいなかった返事が返ってきた。
「無理に恋愛なんてしなくていいよ。Aちゃんが楽しく過ごせれば自分達も嬉しいからね♪」
「俺はAたんと同じ所で過ごせるだけで幸せだから気にしないで♪」
恋愛はしなくてもいい…。
そんな言葉が聞けると思わなくて少し戸惑った。
でも、この生活を暫く楽しむ事が出来るという事に喜びを感じていた。
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koji(プロフ) - こんばんわー！悩みますでしょ！『できてるよ』は神回です！そして…何故か私の推しは必ず消えてしまうというオチがつく(´；ω；｀) 更新は前に比べてゆっくりですが頑張りマース！ (2018年11月15日 0時) (
レス) id: 5445fdb9a8 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - こんばんは〜！貴利矢とかずみん、、、はぁぁあ、、本気で悩みますね！『できてるよ』の変身で完全にやられましたので笑 正に夢小説ですね！！私もどっぷり夢みさせていただきま〜す♪ (2018年11月14日 23時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koji | 作成日時：2018年10月13日 2時
