始めの台詞は誰のもの ページ2
「愛しのAたん♪絶対俺のモノにしてやる！」
遠くからそんな言葉が聞こえてきた。
なに？誰に見つかったの？
仮面ライダーってなに？
パニックになっている私はその場から立ち上がれず、ただキョロキョロと言葉の主を探していた。
「渡さねーよ！」
目の前にいる貴利矢さんがそう言って私を起こして走りだす。
もう…何が何だか分からない…。
夢なら早く覚めた方が良いのだろうけど…何だか少し惜しい。
私は続きが気になっていた。
『貴利矢さん！今のってさっき言ってた仮面ライダーですか？』
走りながら聞いてみた。
さっきと違って自然に聞けたと思う！
だが、貴利矢からは違う返事が返ってきた。
「Aちゃん！二輪の免許持ってるよな？」
『えっ？あ？はい？持ってますけど？』
聞かれて思わず素直に答えてしまった。
しかも名前呼び！これなんて幸せ？
そんな事を考えていると、貴利矢は徐ろにガシャットを取り出して叫んだ。
「変身!!!」
貴利矢の姿がバイクに変わる。
「乗れ!!早くっ!!」
『ええっ！いや…あの…私なんかが乗っていいもんじゃないですってば！』
「んな事言ってる暇ないのっ！早く乗って？」
『ええぇ…うぅ…』
「はーやーくー！」
『あー…もう…重かったらごめんなさい!!!』
そう言って私は貴利矢に？バイクに？乗り込んだ。
「しっかり捕まっててよ！」
『はいっ！』
元気良く返事をすると貴利矢は嬉しそうにエンジンを吹かしてから勢いよく走り出した。
これ…夢だよね？
全部…夢だよね？
私のやりたかった事、夢だから叶ってるんだよね？
こんな幸せな夢なら覚めなくても良いかも♪
もっと貴利矢さんの傍に居たいし♪
夢の中じゃなくても貴利矢さんにならノセられたい♪
「おーい、Aちゃん？そろそろ止まるぞー？」
バイクな貴利矢さんに声を掛けられて我に返る、
周りを見てなくても乗ってるだけで目的地に着くんだから…乗り物としても最高だわ〜♪
着いたのは…マンションの前…？
変身をといた貴利矢はマンションに向かって歩き出していた。
……が。
頭の中が『？？』になっている私に気がついて戻ってくる。
「ほら、行くよ？」
私の手を掴んで歩き出す貴利矢に
『えっと？ここは…？』
と、色々整理がつかない頭で確認してみる。
「ここ？自分のウチ♪」
笑顔で言う貴利矢を見て私は
『この夢はどこまでいくんだろう…』
なんて事を考えていた。
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koji(プロフ) - こんばんわー！悩みますでしょ！『できてるよ』は神回です！そして…何故か私の推しは必ず消えてしまうというオチがつく(´；ω；｀) 更新は前に比べてゆっくりですが頑張りマース！ (2018年11月15日 0時) (
レス) id: 5445fdb9a8 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - こんばんは〜！貴利矢とかずみん、、、はぁぁあ、、本気で悩みますね！『できてるよ』の変身で完全にやられましたので笑 正に夢小説ですね！！私もどっぷり夢みさせていただきま〜す♪ (2018年11月14日 23時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koji | 作成日時：2018年10月13日 2時
