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門限が近付きそろそろ帰ろうと店の外に出た。
外を歩く女の子の露出度が上がっていて夏を感る。夏って何故か意味もなくテンションが上がる。
｢よっしゃ！ 今年こそは彼氏つくるぞー！｣
｢なっ、なに急に！？｣
突然叫んだ私に皆は相当慌てていて、そんな美波を見て可笑しくて笑う。
｢宣言してみました！」
あと一週間で夏休み、夏休みが終わると私の十六回目の誕生日がやってくる。
それまでに、彼氏というかこーじさんと付き合えたらいいなって。
そう思った。
.
髪型よし。浴衣よし。
｢ねえ、ちょっとはメイクってした方がいい？｣
鏡の前で自分自身と睨めっこすること数分。
｢色気ついちゃって。どれどれお母様がメイクを伝授してさしあげよう｣
｢えー、お母さんできんの？｣
今日は楽しみにしていた地元の祭り。ずっとこの日を待ってた。
夏休みに入る前、私は勇気を出してある人物を祭りに誘っていて、その人とは勿論、
｢こーじさんに可愛いって思ってもらいたいの！｣
｢私はのメイクが下手だっていうの？｣
｢そういうわけじゃないけど｣
お母さんのはなんかちょっと……違う気がする。とは言えずに、結局は自分でやってみたけど。お母さんは暫く拗ねていたけど。ごめんねって家を出た。
地元で毎年夏休み初日にある浴衣祭り。こーじさんを誘うまでの道のりは険しかった。
自分からデートに誘うってのは勇気がいるものだったらしく、私は何度も文を作成しては消してを繰り返して。
LINEするぞ！
と決めてから三日後にしてようやく納得のいくメッセージを送ることができた。
メッセージ送ってから二日間こーじさんからの返信はなく、勇気を出してメッセージを送るのに三日間もかかったのに返信どころか電話すらない事実に灰になりかけていた。
バイト先にも来ないし、もしかしたらこのまま連絡とれないまま浴衣祭りは過ぎていくかもって不安になった時、ようやく電話がかかってきて、それが昨日になる。
急だし多分無理だろうと思いながらも、私は誘ってみた。
すると丁度休みだったらしくて簡単にOKを貰った。
現地で直接待ち合わせになってるから、急げ急げと小走りになって向かった。
会いたい気持ちが募る。
こーじさんと二人で浴衣祭りなんて、想像しただけで嬉しくて顔がにニヤけた。
こんなだらしない顔を見せたらなんてツッコまれるか分かったもんじゃない。笑顔、笑顔だ。
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ゆきんこ(プロフ) - kazuさん» ありがとうございます😌 そう言ってもらえると良かったです😊 (2022年4月8日 19時) (
レス) id: f3f7d31748 (このIDを非表示/違反報告)
kazu(プロフ) - 社会人×学生、キュンキュンしました！🧡らしさがすごく良くでてましたね！ (2022年4月8日 19時) (レス) id: 889c8d30f9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - みぃ。さん» みぃ。さん!!最後まで読んでくださりありがとうございます😌彼でお話しなかなか書けないのでリメイクといえど書けて良かったです😆ありがとうございました😊 (2022年4月2日 8時) (レス) id: f3f7d31748 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - 完結おめでとうございますっ！もうこの🧡さん好きです！リメイク、🧡さんにしてくれてありがとうございます！キュンキュンしました☺️ (2022年4月1日 12時) (レス) @page45 id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ayaさん» ayaさん！コメントありがとうございます😊 🧡くんらしいと言ってもらえて嬉しいです！良かったぁ。年上さんとの恋憧れますよねぇ😌 (2022年3月30日 20時) (レス) id: f3f7d31748 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2022年3月22日 16時
