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ああ……"アレ"とはそれですか。
『彼女さんなら、こーじさんと一緒にいてあげて下さい』
つい先程の自分の言葉を思い出して、グッと唇を噛み締めた。
フワッと良い香りと共に一緒に熱い指先がちょいちょいと頬をつついてくる。
うっ、顔が上げられない。
｢アンナは大学時代からの友人やねん。まぁ、確かに昔は彼女やったかもしれんけど……｣
｢む、昔？｣
恐る恐る顔を上げると、目尻を下げたこーじさんがいて、優しいこの笑顔が私は大好きだった。
｢あいつから告ってきたくせに、一週間でふられたけどな。それからはアンナの性格もあって友達続けてるけど。あいつ見た目ええけど、えげつないくらい女王様気質やねんで｣
アンナさんが居るわけでもないのに何故かコソコソ説明する。
それだけこーじさんにとって、アンナさんって怖い存在？
｢…………ぷっ！｣
私からしたら怖いものなんてないように見えるこーじさんが、アンナさんに怯える姿を想像してしまった。
吹き出した私に｢やっと笑った｣と、こーじさんも一緒になって笑う。
｢それで誤解は解けましたかね？お嬢さん｣
彼女じゃなかった。
正確には"今"はだけど、それでも不安だった気持ちは薄らいだ。
｢私ずっとお似合いだなって思ってたんです｣
スラッとした長身美人なアンナさんは、こーじさんの隣にいるとさらに魅力的に映った。
悔しいけど、負けてるなって。
こーじさんは瞼を閉じまま話を聞いてくれた。
正直ホッとしてる。
こーじさんと面と向かってると、いつも緊張して心の奥底に溜まった気持ちを言えないでいたから。
｢お祭りの日、泣きそうな顔をしたアンナさんを追いかけましたよね？ あの時本当は行ってほしくなかったけど……でも、あんな顔をしたアンナさんなら放っておけないんだろうなぁって｣
あの時、素直に｢行かないで｣と言っていたら、きっとこーじさんは一緒にいてくれたんだろう。だけど、あの時のこーじさんの気持ち私と話をしていてもアンナさんの消えた方へ向いていた。
だから、言えなかった。
｢私……｣
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ゆきんこ(プロフ) - kazuさん» ありがとうございます😌 そう言ってもらえると良かったです😊 (2022年4月8日 19時) (
レス) id: f3f7d31748 (このIDを非表示/違反報告)
kazu(プロフ) - 社会人×学生、キュンキュンしました！🧡らしさがすごく良くでてましたね！ (2022年4月8日 19時) (レス) id: 889c8d30f9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - みぃ。さん» みぃ。さん!!最後まで読んでくださりありがとうございます😌彼でお話しなかなか書けないのでリメイクといえど書けて良かったです😆ありがとうございました😊 (2022年4月2日 8時) (レス) id: f3f7d31748 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - 完結おめでとうございますっ！もうこの🧡さん好きです！リメイク、🧡さんにしてくれてありがとうございます！キュンキュンしました☺️ (2022年4月1日 12時) (レス) @page45 id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ayaさん» ayaさん！コメントありがとうございます😊 🧡くんらしいと言ってもらえて嬉しいです！良かったぁ。年上さんとの恋憧れますよねぇ😌 (2022年3月30日 20時) (レス) id: f3f7d31748 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2022年3月22日 16時
