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｢あんがとな。Aちゃんはやっぱり優しいな｣
｢…そんなこと…ないですよ｣
こーじさんだから…なんだよ？
大好きな人だからだよ。
私にそう思われてるなんて、こーじさんはきっと気づかない。
｢それじゃ、またな。暑いからって腹出して寝たらあかんで？｣
｢出さないもんっ｣
｢あはは！ 拗ねんなや｣
その一言一言にドキドキする私は可笑しいかな？
そんなことにも気づかず、またこーじさんにドキドキさせられる。
｢まぁ、そこが可愛くて構いたくなるんやけどな。あっ、ほなおやすみ｣
｢……っ…おっ、おやすみなさい｣
携帯を持ったまま暫くボーっと夜空を見上げた。
その間もずっとドキドキしていた。
こんなの身が持ちそうもない。
.
ジリジリと照る太陽に瞳を細める。
｢あつ｣
日焼け止め、また塗り直さなきゃなぁ。
新しくこの日のために買ったワンピースがそわそわと風に靡く。
バックの中には、一緒に買った水着も入ってる。
この日のために頑張ってダイエットだってした。日数がなかったからそこまでだけど、必死になって腹筋したもんね。
あとは昨日こーじさんとした約束の時間まで待っていれば、こーじさん迎えに来てくれる。
｢えっ、迎えに来ない？｣
｢うん………｣
約束した時間はとっくに。
なのにこーじさんは来ないし、連絡もない。
｢こーじさん、なにかあったのかなぁ｣
｢電話しても出ないなんて｣
連絡がつかなくて、不安になって美波に電話をした。
｢ちょっと待ってて辰哉くんにも聞いてみるから｣
｢……うん…ごめんね｣
携帯をギュッと握りしめると、小さく息を吐いた。
こーじさん、どうしちゃったんだろう。
新しいワンピースも水着も、こーじさんに可愛いって言ってほしいくて選んだんだよ。
見せられるよね？
不安が募る。
｢Aっ、やっと見つけた！｣
慌てた様子で美波がやって来る。待ち合わせ場所から近所の公園に移動して一時間が過ぎた時だった。
朝の晴天が嘘のように、空一面を覆い尽くす灰色の雲。
美波に視線を移すと、美波の後ろにはふっかさんが居た。
｢Aちゃん……｣
｢Aっ、なんで電話出ないのよ！？｣
え……電話？
｢あっ、ごめっ…気づかなかった｣
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ゆきんこ(プロフ) - kazuさん» ありがとうございます😌 そう言ってもらえると良かったです😊 (2022年4月8日 19時) (
レス) id: f3f7d31748 (このIDを非表示/違反報告)
kazu(プロフ) - 社会人×学生、キュンキュンしました！🧡らしさがすごく良くでてましたね！ (2022年4月8日 19時) (レス) id: 889c8d30f9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - みぃ。さん» みぃ。さん!!最後まで読んでくださりありがとうございます😌彼でお話しなかなか書けないのでリメイクといえど書けて良かったです😆ありがとうございました😊 (2022年4月2日 8時) (レス) id: f3f7d31748 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - 完結おめでとうございますっ！もうこの🧡さん好きです！リメイク、🧡さんにしてくれてありがとうございます！キュンキュンしました☺️ (2022年4月1日 12時) (レス) @page45 id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ayaさん» ayaさん！コメントありがとうございます😊 🧡くんらしいと言ってもらえて嬉しいです！良かったぁ。年上さんとの恋憧れますよねぇ😌 (2022年3月30日 20時) (レス) id: f3f7d31748 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2022年3月22日 16時
