見てる世界 ページ43
コールは3回目で切れる。
『…はい』
「君から直接連絡とは珍しいじゃないか、何かあったのか」
普段上に連絡する時は補助監督さんを通して報告する。
『何かありました。だから連絡したまでです』
「…ほぉ…君が、ねぇ?…お友達関連かな」
嫌味や皮肉交じりにお友達と言われるだけで穢されているような気がしてならない。
『夏油傑、特級術師に無期限の休暇を要請します』
「なぜ君が要請するのか、休暇を取るかどうかは本人次第では?」
『あのままにしておく訳には行かない上に、傑の性格を読み取っての判断です』
「成程、しかし彼は特級。特級ともなると中々うんとは頷けないね」
ここまでは想定済み。
『呪詛師御用達の闇サイトを知ってますよね』
十中八九知っているだろうな。そこから得られる情報が多い為放置してるから。
『私が吐かせてきた情報も全部書き込んだっていいんですよ』
「君は愚か者じゃないから裏切ったらどうなるかはわかっているだろう。わかった上でか?」
『勿論です。ですがそちらもわかってますか?私に手を出せば特級二人と反転術式持ちが黙ってないし、私以外に手を出せば闇サイトも、上層部も崩壊すると』
「…良いだろう。夏油傑には休暇を出そう」
この人は案外理解の早い人で助かった。馬鹿な害虫共はずっと怒鳴りつけてくるだけだから話にならない。
「一つ条件がある。そうだな…君には…」
327人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年9月21日 17時) (レス) @page21 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ナツナ | 作成日時:2021年9月15日 20時