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『っ!!』
下半身がなく、血の水溜りを作って灰原は倒れていた。
下半身は数メートル先に捨てられていた。
『冷静になれ私…』
私は呪術師だろ。人を救う仕事だろ。
いや、拷問をしている私は違うか。でも幾らかは落ち着いた。
『フー………よし』
N、Sの極性を操れるんだ。精密動作は得意だ、やれるはず。失敗を恐れるな、やれ。
七海と約束したろ。
『反転術式…』
身体はきれいに戻ったが灰原は目を覚まさなかった。だけど七海が今ピンチなので早く行かなきゃと走った。
「先輩…!」
『セーフ…』
危ない所で間に割り込めたから呪霊は…いやコイツは信仰のせいで土地神となってるから呪霊でくくるのはちょっと違うか。
「灰原は…?」『…後ででいい?』
「すみません…頼みました」
頼まれちゃったからには頑張らないと。
『チッ!』
七海が弾いて私が攻撃を仕掛けるが距離を取られる。疲労は明らか。
私達がすり減らされるばかりでまずいな…と出血した頭でどこか他人事に思う。
『…七海、私を信用してくれない?』
「今更…それしか方法無いならやってやりましょう」
私は七海に触れた。
『…いってらっしゃい。避けるのは任せて』
「はい」
七海の身体はフワッと宙に浮いた。操れるコイルガンだ。
「殺したら怨みますよ」
『気が済むまでそうしてください…』
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プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年9月21日 17時) (レス) @page21 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナツナ | 作成日時:2021年9月15日 20時