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五条悟視点
アイツは死んだ。今のアイツはただのDNAが同じの別人だ。
そしてあの本音を俺も知った。
俺が死んだ事になってるのもアイツが呪詛師の恐怖で逃げ出した事も復讐心だけで生きてるのも知った。
アイツは死人だからこそ見限った。
好きだったからここにいて苦しんで欲しくなくて見捨てた。
硝子はもうここにいるべきでは無いと言っていた。傑は…まだ諦めきれてなかった。
「明日か…Aがここを去るのは」
「……言うなよ」
「悟はAの故郷知らないから会いに行けないもんね。残念だな悟は」
「チッ…権力あるんでそれくらい容易いことですけどー??」
「容易いなら今頃もう知って向かってたろ」
嫌な所を突いてくる。アイツから話さないから俺も探りはしなかった。でもまだ恋人と言う繋がりはある。アイツが承諾した縛りがあるからな。
「あいつも馬鹿だな。書類もろくに見ずサインするなんてさ」
「Aに何書かせたんだよ変態」
「ばっ!変なのじゃねぇよ!」
純粋に恋をしたから大切にしたい。そう思ってんだ。
10/31日は過ぎて今はもう冬。その頃には私は目が見えるようになった。
家族には会いたくない。そう言えば家が用意された。アパートだけど。
『人殺しが普通の生活………ね』
喜んでいいのかよく分からなかった。硝子は時折遊びに来てくれる。耳は未だおかしいままだけど。硝子が渡した紙には"早く治ってね"と書かれていた。
『…シトラスミント』
傑。貴方はもしかして…
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プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年9月21日 17時) (レス) @page21 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナツナ | 作成日時:2021年9月15日 20時