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五条悟視点
あいつの任務が呪詛師の殲滅と知り、大変なんだろうと思って気にも止めなかった。
いや、嘘ついた。気になってはいた。
「…わかった。ご苦労…あぁ。仕方ない」
夜蛾センが何か真剣な顔で電話をしているのが見えた。
「何?何かあった?」
「…Aが逃亡した」
「………逃亡?」
アイツは呪術師やってる癖に優しいところがある。そんな所を好きになった。
だが優しさは仕事には邪魔にしかならない。
「どうすんの?」
「…強制は出来ないが監視は必要になる…見つけ次第捕縛か監視だろう…その間に人を殺さなければ」
殺せば死刑になるってことかよ。
「あの時止めときゃ良かった」
確かにアイツは助けを求めてた。じゃ無きゃ黒井をわざわざあんな所まで運んできてはくれない。
硝子は「どうせ寂しがり屋だからすぐ帰ってくる」と言ったが何日経ってもアイツは帰ってこなかった。
そしてそのまま10/31が来た。
「あれ?傑…お前それ…」
「悟だって…」
傑も俺もあいつが帰ってくるかもと信じてプレゼントを用意してた。
Aの部屋を開けると
「遅かったな」
「…硝子かよ」
「私じゃ悪いか。と思ったが悪いな」
「まぁ…本人が居ない誕生日会、やろうか」
こんなにもお前は愛されてるのにお前は知らないなんて残酷な事があるのか。
「じゃあAの誕生日を祝ってー…」
「「「かんぱーい」」」
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プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年9月21日 17時) (レス) @page21 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナツナ | 作成日時:2021年9月15日 20時