２３４：ヒーロー 〜ニノ〜 ページ34
「ククク。逃げた。」
翔「ん〜…て事は…？」
「いや…まだでしょ？」
翔「だよね。」
仲良くお絵かきする幼稚園児二人の後ろで翔さんとコーヒー飲む。
「まぁくん！キリンさんはもっと首長い！」
雅「え〜…そっかぁ？」
「それに、その模様はシマウマさんだよ！」
あんた…何年動物に関わる番組やってんですか…。
和「ねぇ？友梨ちゃん？潤くんさ？他に何か言ってた？」
翔「はは。聞いちゃうんだ。」
和「皆だって、興味津々でしょうが。」
明「いいなぁ。松潤のお嫁さん。」
友梨ちゃんに営業スマイル浮かべながら、隣に座る明日美の足を蹴る。
「ん〜…お嫁さんは『もうちょっとしたら』って。」
和「やっぱ、まだでしょ？」
翔「だな。」
「パパがね？Aちゃんでいいの？って潤くんに聞いたの。」
和「うん。」
「そしたら、潤くんAちゃんがいいっていってたよ？」
和「そっか。ありがと。」
「潤くんね？Aちゃん大好きなんだよ？」
嬉しそうに笑って、また絵を描き始めた。
智「んね？友梨ちゃん？オイラ、ライオンさん描いた。」
「すごぉい！そっくり！」
智「あんがと。」
「ねぇ、智くん？それ友梨持って帰っちゃダメ？」
友梨ちゃんがおっさんの描いた絵の紙を指差す。
智「うん？ライオンさん？」
「うん。ママね智くん大好きなんだ。」
智「…人妻か…悪くないな。」
雅「リーダー！いい加減にして！」
いきなり怒鳴った相葉さんに友梨ちゃんがビクッとなって。
智「友梨ちゃんびっくりしてる。」
雅「あ…ごめんね？友梨ちゃん。このおじさんが悪いコだから、まぁくん怒ったの。」
「うん。大丈夫。」
友梨ちゃんの頭を撫でながら、後ろの俺と翔さんの方を向き
雅「ホントさ…どっちでもいいからリーダーに紹介してあげてよ。」
やっきりした顔で言う。
翔「紹介するくらいだったら、自分に欲しいわ。」
確かに…。
「明日美？誰かいる？」
「仮にいたとして…簡単に会わせられないでしょ？それこそ、こっちだって人選ぶわよ。」
「まぁ…ね？」
「まどかくらいじゃない？私の友達で和也達見ても浮き足立たないコ。」
「Aさんは売約済みだしね？」
智「Aちゃんがよかったな…。」
まぁだそんな事言ってる。
「ダメだよ！Aちゃんは潤くんのお嫁さんになるの。嵐は嘘つかないもんね？」
にっこり笑って言った友梨ちゃん。
「憧れのヒーローは嘘ついちゃダメなのよ？」
って明日美が笑って言った。
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作者名：しおなな
| 作成日時：2013年11月7日 8時
