２１８：大人の… ページ18
「おかえり〜。」
久しぶりに早く帰って来れた潤くんを玄関で出迎え抱きつく。
「ん、ただいま。」
潤くんもギュ〜ッとしてくれて。
「A？『おかえり』のちゅぅは？」
「ふふふ。潤くんて『ちゅぅ』似合わない。」
「あ、そうですか。んじゃ…。」
ドンと玄関の壁に押し付けられ、強引に唇を押し付けられて…舌が入ってくる…。
「ん…っ。」
潤くんの激しい…でもどこか優しい舌使いに、徐々に足の力が抜けて…潤くんにしがみつく。
やっと唇を離した潤くんは、目を細めて妖艶に笑い唇をペロッと舐めた。
「感じちゃった？」
「もぉ//バカ！こんな所で！」
「お前が言ったんだろ？俺には『ちゅぅ』は似合わないって。んだから、大人の？キスしただけだ。」
「もぉ〜…。」
呆れる私ヒョイッと抱き上げて。
「腰抜けてんだろ？」
悪戯ッコみたく『ククク』って笑ってリビングに連れてかれる。
「…潤くんの所為だもん。」
そう言って首に抱きつくと、入ったはずのリビングを出て寝室ドアの前。
「開けて。」
「え？潤くん？」
「いいから…開けて。」
強い口調言う潤くんには逆らえず…ゆっくりドア開けると、潤くんがドアを足で蹴ってドアが全開に…。
室内に入り、やっぱり足でドアを閉めてスタスタとベットに向かう。
「…潤くん？」
「ご想像の通り。」
「ご飯は？」
寝ている私を跨いでいる潤くんを見上げて、そう言ったけど…
潤くんは無言で時計を外して、シャツを脱ぎ捨てた。
キスをしようとする潤くんの唇を手のひらで押さえる。
「潤くん？私…無理だよ？」
私の手首を持って、顔の横に押さえつけた。
「久しぶりなんだから、あんま焦らすなよ。」
久しぶりって程久しぶりでもない気がするけど？
「大人しく俺に抱かれとけ。」
「だから無理。」
「…無理やり素直にさせんぞ？」
「だって無理！」
ため息をついた潤くんの顔が面倒くさそうに歪む…。
「ヒドイ！潤くんヒド過ぎる！」
「んな怒んなよ。」
私の気持ちや身体の事情も知ろうとしないで、やっぱり面倒くさそうに言う潤くんにカチンとして…。
「シタいだけなら私じゃなくてもいいでしょ！」
叫ぶ様に言うと潤くんの目が見開いて。
「お前…もう一回言ってみろ。」
低く威嚇する様な潤くんの声…。
普段なら萎縮する私も…今は頭に血が上ってて。
「だから私じゃなくてもいいでしょ！」
「…お前…それ本気で言ってんのか？」
「本気よ！」
私も今回は簡単に引けないの！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 426人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しおなな
| 作成日時：2013年11月7日 8時
