今日…僕は恋をした Part.４ (ページ20)

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１４０：負のオーラ～J～ページ20

「…ぅっす。」

それだけ言ってドカッと椅子に座る。

雅「ぅわ～機嫌悪っ。」

翔「負のオーラハンパないね…。」

智「オイラ網の準備万端だよ？いつでもオッケー。」

無視だ…無視。
それに限る。

・・・事務所に寄って帰った日…。

話し合いの中で俺は長期戦を覚悟した。
まぁ…簡単じゃない事はわかってたし、俺も諦めるつもりも無い。

『おかえり。どうしたの？疲れてる？』

って起きて待っていてくれたAが心配そうに俺の顔を覗き込んだ。

Aには許可が出てから話すつもりでいたし、悟られる訳にもいかないから、

『朝から頑張り過ぎた。』

って誤魔化した。

『もう！そんな事ばっかり！仕事に差し支えるならもう当分しません。』

『それのが仕事に差し支える。』

呆れたAの背後に見えた見覚えある紙袋。

『あれって…？』

『ん？』

俺の視線を追って見えた物に『あぁ』って言う。

『遅くなったけど…バレンタイン。チョコじゃないから、大丈夫よ？』

その紙袋を手に取り俺に手渡した。

『…あり…がと。』

『ふふ。どういたしまして。』

バレンタインは…Aの誕生日で…。

『お手紙は…恥ずかしいからひとりの時に読んで？』

って微笑みながら言ったAを抱き寄せた。

和「あの連中は簡単にはオッケーしないでしょうよ？わかってて、あえて自分からそこに突っ込んだんでしょ？」

何て事ない様にDSに視線を向けたまま言ったニノ。

んで…お前は、そうなんだ！
どっから情報得てくんだよ！

雅「ん？何々～？」

翔「松潤、何かしたの？」

「…何もしてねぇ。」

和「Jは『言うな！』」

まだ何も進んで無いのに言えるか！
怒鳴って遮る俺に『ククク』って笑う。
てか、笑い事じゃねぇし。

智「松潤？水くさいじゃん。教えてよ～。」

「そのうちな。」

智「えぇ～オイラ、今がいい。ニノばっかズルい！」

雅「そうだそうだ！」

てかさ？翔くんの後ろに隠れて言うってどうよ。

「んな大した事じゃねぇよ。」

和「え？JにとってAさんと同棲するって大した事じゃないんすか？」

「…お前…。」

結局、言ってんじゃねぇかよ！

雅「こわっ！翔ちゃん助けて～怖い。」

翔「…無理。」

智「んふふ。そういう事ね？」

ニヤニヤ笑うリーダー。
怖がる相葉くん。
苦笑いの翔くん。
…DSの画面に顔を向けたまま、片方の口角だけ上げて笑うニノ。

携帯を持ち何も言わず立ち上がり楽屋を出た。