３６：超絶美人 〜雅紀〜 ページ37
思わず固まった俺とリーダーと翔ちゃん。
まさか…まさか…ここまでとは…。
・・・楽屋で松潤に絡んだ日。
携帯を持って出て行った松潤。
多分…彼女に電話だろう。
前の彼女の事で、辛い思いをした松潤がやっと恋をした事にからかってはいるけど、喜んでた俺ら４人。
「ねぇ〜、マジで会いたい。」
ゲームをするニノ腕を引っ張る。
和「ちょ！！あっ！死んじゃった…。ちょっと！相バカ！もう少しでゴールだったのに…。」
「そんな事はいいから、超絶美人に会いたいの！」
智「オイラも！」
俺と反対のニノ腕を引っ張るリーダー。
和「もぉ〜何なんすか。」
翔「松潤が無理だから、ニノに縋ってるんじゃん？」
面白そうに『クク』って笑いながら言う翔ちゃん。
和「まぁ…アテはありますけどね。」
「マジで？！ね！一回でいいんだよ！お願い！」
智「お願い。」
二人で挟んでニノに縋る様に擦り寄る。
和「はぁー。わかりました。けど…約束はできませんよ？」
「うん！」
和「あと、Jに怒られるのは相葉さんね？」
「え？！」
和「んじゃないと…『わかった！』」
好奇心には勝てない俺。
・・・って事でツアーの東京公演最終日。
ニノに連れられて、俺ら三人が待つ楽屋にやって来た二人の女の子。
松潤はスタッフに納得いかない所の相談に行って…幸いな事に不在。
和「あ、翔さんは初対面でしたね？俺のハニーちゃんの明日美ちゃん。」
ニノに紹介された明日美さんは、ペコってお辞儀。
てかね…ニノと彼女には悪いけど、俺ら三人の視線は…。
そんな俺らに気付いたのか。
和「ふふ。ね？すっげぇ美人さんでしょ？JのハニーちゃんのAさん。」
なぜかニノが得意気に言った。
翔「マジでかぁ〜。」
って翔ちゃんの呟きに頷くリーダー。
「あ、あの…二宮さん？潤くんは…？」
うっわ〜。声も…。
和「ん〜…シャワーして、スタッフと話ししてそろそろ…。」
「…そうですか。」
居場所がないのか寂しそうにそう言った。
智「あんね？オイラ大野智です。よろしくね？」
そんな彼女にゆっくり歩み寄り右手を差し出した。
「…はい。こちらこそ。」
リーダー右手を握った…ところで控室のドアが開く。
俯き加減のまま、タオルで頭をガシガシしながら入って来て、
潤「リーダー？やっぱ、あそこの振り…。」
そこまで言って顔を上げて目を見開き固まった松潤。
そんな松潤を四人でニヤニヤしながら見た。
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作者名：しおなな
| 作成日時：2013年7月22日 13時
