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Y.J
ドアの開く音がして振り返った。
ドアの隙間から、壁に寄りかかるようにして立ってる紫耀が見えた。
「どうした⁈」
俺も岸くんも慌てて駆け寄る。
平「………くすり……のみたい…」
あぁ！薬！
俺としたことが。
そういえば、病院で薬をもらったって言ってた…。
神「薬どこ？バッグ？」
岸「……あッ!!俺だ‼︎待って、ソファーに置いた‼︎」
岸くんが薬をとってきてる間に、俺は紫耀をベッドへと連れて行った。
確かにベットの頭元に置いたはずのペットボトルが床に転がっていた。
紫耀は一旦横になったけど、すぐに起き上がって、前のめりになって上半身を手で支えてる。
岸「お待たせ！ほら、薬！何飲む？」
神「何があんだっけ。えっと、発熱時、嘔気時、あとは朝昼晩の整腸剤か…。」
平「…………きもちわるいから…」
神「吐き気止めな。…はい。あと、熱も測ろう。」
吐き気止めを飲ませて、ついでに体温も確認した。
38.5度もあったから解熱剤も飲ませておいた。
平「………ぁあ"ぁ…」
ため息というか、ついつい声が漏れ出てしまうようだ。
そんだけ辛いんだと思うと可哀想になる。
岸「ほら、横になる？」
岸くんが布団を持ち上げて寝転ぶスペースをつくってやる。
平「…………横になると……もっとつらい……」
可哀想に。どうしたって辛いんだな。
岸「そうかー。はやく薬効くといいけどなぁ」
ほんとそれ。今は薬頼みの俺たち。
どうにもしてやらなくて、とりあえずリビングからクッションをあるだけ持ってきて紫耀がもたれられるようにしてみた。
それでもなかなかベストポジションが定まらないみたいで、フーフー言いながら落ち着きなくしている紫耀。
そんな紫耀を1人にはしておけなくて俺も岸くんもベットの横に腰掛けてる。
でも、
つらいなー
つらいよなー
って声かけながらとがどき身体をさすってやるしか出来ないんだ。
しばらくしても、吐き気とお腹の不快感、痛みはあまり変わらないらしかった。
すると、紫耀の前側から肩をささっていた岸くんの手が、突然紫耀に引っ張られた。
岸「うぉぉっ！紫耀！どした？」
平「…っ岸く…ここ、座って……」
岸「え？ココ？」
床に座り込もうとする岸くんの服を紫耀が引っ張る
平「ちがっ…ベッドのうえ…」
何を思ったのか、岸くんは紫耀によってベッドに腰掛けさせられた。
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ぬれおかき - 海はねーよなのお話ししょうれんがリアルすぎて、すごい好きなお話でした！これからも頑張ってください！ (2021年10月18日 0時) (
レス) @page24 id: cc9be56d75 (このIDを非表示/違反報告)
koi wazurai0129(プロフ) - ぬれおかきさん» ありがとうございます！ (2021年10月16日 16時) (レス) id: 12e35622a5 (このIDを非表示/違反報告)
ぬれおかき - はじめまして！作者さんのお話しクセになるというか定期的に読みたくなるというか、とにかくお話しの内容のスタイルがすごく好みです！これからも読ませていただきます。応援してます！ (2021年9月24日 23時) (レス) @page16 id: cc9be56d75 (このIDを非表示/違反報告)
koi wazurai0129(プロフ) - akacoroさん» 読んでいただいてありがとうごさいます。拙い文章ですが、少しでも楽しんでいただけているのであれば嬉しいです。 (2021年9月20日 12時) (レス) id: 12e35622a5 (このIDを非表示/違反報告)
akacoro - 作者様！更新していただき本当にありがとうございます！！ずっとずっと何度も読み返してました！！本当に更新してくださって嬉しすぎます！！！！これからも応援してます！！ (2021年9月1日 21時) (レス) id: f3f66d79f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめみ | 作成日時：2021年8月30日 21時
