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S.H
どうやら、じんと岸くんは俺の看病をする気みたい。
もちろんその気持ちはありがたい。
ありがたいけど…
1人の方が気を遣わずに休めるしなぁ…
なんて思っちゃったり。
でも、実際歩くのもしんどいし、わざわざ好意を跳ね除ける気力もいまはなかった。
はぁぁ、家に帰ってきたぁぁぁあ
自分の家ってだけで安心できる。
すぐにベッドに直行した。
もう 立ってられない
神「喉渇いてない？いつでも飲めるように、ここに常温の水置いとくから。俺らリビングにいるから、何かあったら呼びな？」
返事をするのも億劫で、目を瞑ったまま頷く。
ごめんね、優しくしてもらってるのに、、
ありがとうって口に出すのもキツいくらいしんどくて気持ち悪い、、
岸「え？リビング？俺ここで見てるよ？」
神「俺らがずっとここにいても何もできないでしょ。それに、紫耀も気が休まらないよ。紫耀が居て欲しいって言うなら別だけど…」
岸「そっか…心配だけどなぁ〜…紫耀、一人で平気?」
ありがと、岸くん、じん…
2人がどれだけ俺のことを気遣ってくれてるか、充分伝わってるよ。
お礼は元気になってから、ちゃんとするから…
そう心で申し訳なく思いながらシーツに頭をねじ込むように頷いた。
神「じゃな、隣、いるから。」
パタンとドアの閉まる音がした。
今更気を遣うような間柄じゃない2人だけど、部屋に1人になった途端、気が抜けた。
寝たいのに、寝れない………
どんな体勢でいても気持ち悪くて仕方ない。
……そうだ、病院でもらった薬のもう、、
………あれ、どこやったっけ、、
…あぁ、俺のバッグの中だぁ、、
………バッグ、、、岸くん、、、、
岸くんが運んでくれた俺のバッグ、、どこ置いたんだろ、、、
部屋を見渡そうと怠い身体を起こした。
そのはずみで、じんがそばに置いてくれてたペットボトルがベッドから床に落ちてしまった。
部屋を見渡すけどバッグは見当たらない。
きっと岸くんが持ったままなんだ、、
あぁ、、きもちわりぃ、、、
だれか どうにかしてぇ
座ってるのが辛くてまた横になる。
だけど横になるともっと気持ち悪くてお腹の痛みも強くなる気がする、、
また上体をのそりと起こして手で体を支えるのがやっと。
………くすりぃ、、、
この吐き気をどうにかしてほしくて、力を振り絞ってベッドから降りた。
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ぬれおかき - 海はねーよなのお話ししょうれんがリアルすぎて、すごい好きなお話でした！これからも頑張ってください！ (2021年10月18日 0時) (
レス) @page24 id: cc9be56d75 (このIDを非表示/違反報告)
koi wazurai0129(プロフ) - ぬれおかきさん» ありがとうございます！ (2021年10月16日 16時) (レス) id: 12e35622a5 (このIDを非表示/違反報告)
ぬれおかき - はじめまして！作者さんのお話しクセになるというか定期的に読みたくなるというか、とにかくお話しの内容のスタイルがすごく好みです！これからも読ませていただきます。応援してます！ (2021年9月24日 23時) (レス) @page16 id: cc9be56d75 (このIDを非表示/違反報告)
koi wazurai0129(プロフ) - akacoroさん» 読んでいただいてありがとうごさいます。拙い文章ですが、少しでも楽しんでいただけているのであれば嬉しいです。 (2021年9月20日 12時) (レス) id: 12e35622a5 (このIDを非表示/違反報告)
akacoro - 作者様！更新していただき本当にありがとうございます！！ずっとずっと何度も読み返してました！！本当に更新してくださって嬉しすぎます！！！！これからも応援してます！！ (2021年9月1日 21時) (レス) id: f3f66d79f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめみ | 作成日時：2021年8月30日 21時
