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Y.J
先生から紫耀に説明があったけど、どうやら決めかねているらしいと、マネージャーからLINEがきた。
てっきり、紫耀のことだから入院はしないって言い張ると思ってた。
自分のことは後回しにして、仕事のこととかファンのこととか俺たちのこととかを考えちゃうタイプの奴だからさ。
決めかねてる……か……
それだけ、辛いし怖かったんだろうな。
そばで見てる俺ですら怖かったんだもん。
ちょっと紫耀と話がしたいんで、そっち行ってもいいですか？
そうマネージャーにLINEすると、俺の文面に圧を感じたのかOKしてくれた。
岸くんと2人でなるべく目立たないようにして紫耀のところへ向かった。
処置室に入ると、確かストレッチャーっていう動かせるベットみたいなのに、点滴に繋がれた紫耀がいた。
どこか辛そうな顔してる。
神「紫耀、大丈夫か？」
紫耀はこっちを向いて薄く瞬きをした。
平「……ごめ……大丈夫」
岸「謝んなよ」
まだしんどそうだ。
神「入院した方がいいんだって？」
そう聞いてみると、紫耀は俺たちから視線を逸らして頷いた。
岸「紫耀、紫耀が決めていいんだぞ？」
神「紫耀はどうしたい？俺たちにはとりあえずさ、何も考えずに言ってみて」
紫耀がいろんなことを考えてしまってることは分かってたから、敢えて聞いてみた。
平「……………」
神「しょーお？」
なかなか答えようとしないから、ちょっとふざけてるみたいに人差し指で紫耀のほっぺをツンツンしてやった。
あんまりしんみりするのはよくない。
平「………………かえりたぃ……家に帰りたい…。けど………」
神「怖い？」
紫耀が言いだせないであろうワードを言ってあげる。
紫耀はチラッとこっちを見たけどすぐ目を逸らせて小さく頷いた。
平「…………またあんなことになったら…辛いし………家だと1人だし……」
岸「家には俺がいてやるよ？」
平「…でも、いつ治るか分かんないし…」
神「そんなに何日も続くなら大問題でしょ。その時は本当に入院した方がいいと思う。とりあえず今日、明日明後日は俺と岸くんどっちかはそばにいてあげられるよ？……まぁ、実際のところ…そんな頼りにならないと思うけど…」
話してる途中に、いかに自分が無能であったかを思い出して、言葉を濁した。
岸「たしかに…。俺ら、紫耀なら何にもしてやれなかったもんな…」
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ぬれおかき - 海はねーよなのお話ししょうれんがリアルすぎて、すごい好きなお話でした！これからも頑張ってください！ (2021年10月18日 0時) (
レス) @page24 id: cc9be56d75 (このIDを非表示/違反報告)
koi wazurai0129(プロフ) - ぬれおかきさん» ありがとうございます！ (2021年10月16日 16時) (レス) id: 12e35622a5 (このIDを非表示/違反報告)
ぬれおかき - はじめまして！作者さんのお話しクセになるというか定期的に読みたくなるというか、とにかくお話しの内容のスタイルがすごく好みです！これからも読ませていただきます。応援してます！ (2021年9月24日 23時) (レス) @page16 id: cc9be56d75 (このIDを非表示/違反報告)
koi wazurai0129(プロフ) - akacoroさん» 読んでいただいてありがとうごさいます。拙い文章ですが、少しでも楽しんでいただけているのであれば嬉しいです。 (2021年9月20日 12時) (レス) id: 12e35622a5 (このIDを非表示/違反報告)
akacoro - 作者様！更新していただき本当にありがとうございます！！ずっとずっと何度も読み返してました！！本当に更新してくださって嬉しすぎます！！！！これからも応援してます！！ (2021年9月1日 21時) (レス) id: f3f66d79f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめみ | 作成日時：2021年8月30日 21時
