再会 ページ38
＊
あれからマミちゃんとは、
何事もなかったように普通に仕事をした。
あの日以来、ジェジンくんの話も、
須田くんの話をマミちゃんの口から
聞くことはなくて。
だから、わたしもそれ以上自分からは、
2人の話は出さない方がいいだろうと思って、
わたしから話をすることもなかった。
忙しい日々はあっという間に過ぎていって。
その間、時々ジェジンくんくんとは、
前みたいに短いカトクで会話したり、
時にはまだ起きてる？なんて
電話が来ることもあった。
ジェジンくんは、会話の最後には必ず、
ボウリング楽しみにしてる。そう言っていた。
ほんとうに、
一体わたしは誰に遠慮していたのだろう。
マミちゃんの言葉が今更になって思い出される。
ジェジンくんが楽しみにしてくれているのであれば、マミちゃんに言われた通り、
遠慮なんかしなくていいのかもしれない。
次会えた時には、もう少し友達として、
ジェジンくんと距離を近づけたいな。
そう、
少しだけだけどそう思えるようになっていた。
＊
約束のボウリングに行く日。
朝会社に出社すると、そこにはひどく懐かしく、
見知った顔があった。
『おー！A。久しぶりだな。』
キラキラとした太陽のような笑顔。
綺麗な大きな二重の目は、
わたしをしっかりと捉えていて。
ジェジンくんとは違う、
低く落ち着いた声がわたしの名前を呼ぶ。
「…………須田…くん、」
『元気だったか？』
「………うん。」
最後に須田くんに会ったのはもう半年、
いやそれよりもっと前。
それ以来の須田くんとの再会だった。
＊
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moco(プロフ) - のりこさん、初めまして！もこと申します！コメントありがとうございました、嬉しくて泣きそうです(TT)いつも誤字脱字が多すぎてすみません。頑張って更新しますのて、また読んでいただけると嬉しいですです！ (2018年3月10日 23時) (
レス) id: 09d7dc74fa (このIDを非表示/違反報告)
のりこ - お話ができる度に楽しみに読ませて頂いてます (2018年3月10日 21時) (レス) id: 9972616781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moco | 作成日時：2018年1月29日 19時
