CD ページ30
＊
それから、お酒を飲みながら少し話をして。
「あ、ジェジンくん、
わたしFTISLANDのCD買ったよ？」
『えっ、ほんとに買ってくれたの？』
「うん、買うって言ったじゃない。」
『なんだ、買わなくても、
いくらでも事務所にあるやつ
持ってきたのにー！』
どうやら、ジェジンくんは、
私がCDを買うと言ったことが、
社交辞令だと思っていたみたいで、
買ったと言ったら驚いていた。
『どの曲が好き？』
「うーん、沢山あるけど…
″告白します″かな。」
『ホンギヒョンの声、良かったでしょ？』
「あー、うん。すごく上手だよね。」
私の反応に何か言いたそうだったけど、
ただニコッと笑ってそっか、って一言だけ。
「でも、わたしは、
ジェジンくんの声のが好きだな。」
『えっ…？』
「透き通ってて、伸びがあって。
音楽のことは私、
正直よく分からないけど、でも、
ジェジンくんのベースの音と、声。
眠る前に聞くと、
すごく落ち着いていいんだ。」
嫌なことも忘れることができたんだよ？
うまく、伝わったかな？
するとジェジンくんは、ふっと笑って
『ありがとう。』
と、噛み締めるように言った。
ジェジンくんは、嬉しいような、
複雑そうな表情をしていて、
わたしはその表情に、目が離せなかったんだ。
＊
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moco(プロフ) - のりこさん、初めまして！もこと申します！コメントありがとうございました、嬉しくて泣きそうです(TT)いつも誤字脱字が多すぎてすみません。頑張って更新しますのて、また読んでいただけると嬉しいですです！ (2018年3月10日 23時) (
レス) id: 09d7dc74fa (このIDを非表示/違反報告)
のりこ - お話ができる度に楽しみに読ませて頂いてます (2018年3月10日 21時) (レス) id: 9972616781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moco | 作成日時：2018年1月29日 19時
