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グラス３杯目を軽く飲み干したあたりから
なんとなぁく体が熱くふわふわしはじめる。
いつもはこれぐらいじゃ酔わないのに･･･。
でも酔ったなんてバレたら、ほれ見ろ!と怒られそうで
お皿のクレソンをむしゃむしゃ食べて誤魔化した。
和「草食動物か(笑)」
「んふ、もう何食べても美味しい♪」
和「そりゃよかったよ。こんだけのもん用意してそういってもらえたらさ」
本当は、こんな豪勢な夜が不安だった。
カズは普段も本当にお金使わなくって
ケチというより質素というか…とにかく贅沢はしないから。
「言わない方がいいかなって思ったんだけど・・・」
和「んじゃ言うな」
「でもっ、その・・・お金いっぱい使ったでしょ」
和「言うなっつったの聞こえなかった？」
「・・・だって」
和「金いっぱいあんのね、俺」
「・・・」
和「だから黙ってありがとうっつって、バカみたいに食べな(笑)」
これだけしてもらえるほどのことを、私はできてないのにな。
何てまた、卑屈な思いが胸をよぎる。
男に甘やかされる恋愛なんてしてこなかった。
それなりに対等でいたいと、仕事とおなじスタンスで恋愛もしてきた。
和「まーたくっだらないこと考えてんじゃねぇだろうな」
「くだらないことって何よ」
和「あたしばっかりしてもらって悪いぃ〜とか」
「・・・別に//」
和「ほんっとお前って、男への甘え方知らねぇのな」
「わるい？」
和「わるかねぇけどさ、それで捨てられたんだから学べってこと」
「・・・信じらんない、今それ言う？」
和「過去のことだろ。せっかく女に生まれたんだからそれを武器にしろっての」
「そういう甘えを武器にする女と付き合ってダメになったくせにーぃ」
和「・・・・・それ、今言う？」
「・・・ふふっ」
和「やめよ、この会話(笑)」
口元に近づけようとしたグラスを押しのけて
カズの煙草の香りが開いた口に入り込んでくる。
舌先をチュッと吸うと、赤い唇はすぐ離れていった。
「ちょっと//」
和「今シェフ席外してるから誰もいねぇよ」
なんてにやりと笑って言いながら、またタバコをくわえた。
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にの大好き - すっっっっっっっごく面白いです！！ まだ途中までしか読んでないのですが、とってもキュンキュンくるし、感動もします♪ こんな小説が書けるだなんて凄いです…！ (2016年5月18日 19時) (
レス) id: 4d8ce83bc8 (このIDを非表示/違反報告)
ムーナカ(プロフ) - すごく良かったです( *´艸｀)笑いながら泣きながらキュンキュンしながら読みました☆キュンとするストーリーは他にもあっても、楽しい気持ちになったりじいんとくるのは初めてでした！素敵な作品をありがとうございます☆ (2014年8月12日 1時) (レス) id: ab0f1719b7 (このIDを非表示/違反報告)
あきち(プロフ) - やったあ（≧∇≦）ちょーちょー楽しみ！あの二人のやりとり大好きだったんですよー！あっちの方も((〃ﾉωﾉ))！期待してまーす！ああ、年末がんばれる！ (2013年12月3日 0時) (レス) id: 366b2ce238 (このIDを非表示/違反報告)
Seira(プロフ) - アキさん» ボロボロ泣いてくれてありがとうです｡ﾟ(PД｀q｡)ﾟ｡まもなく続きUPしますのでまた楽しみに読みに来てくださーい(｡･ω･)ﾉﾞ (2013年12月3日 0時) (レス) id: 6e5f42385e (このIDを非表示/違反報告)
Seira(プロフ) - ゆきだるまさん» ゆきだるまさんありがとう(つω｀*)ﾃﾍまもなく続編UPします♪また遊びに来てくださいねー！ (2013年12月3日 0時) (レス) id: 6e5f42385e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Seira
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/seiralist/
作成日時：2013年7月14日 9時
