33. KazuSide ページ8
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もう片方にも足を入れ、ゆっくりと立ち上がると
窓に向かって確かめるように歩いていく。
何度か肩を上下させて、それからほんの少し振り返って
「似合う？」
小さく聞いた。
・
和「悪くないんじゃないの？」
「・・・もっと細い足ならよかったな」
和「いや、細すぎる足じゃその靴はサマになんないね」
「そう？」
嬉しそうにはにかんで、俺の方に向き直ると
ゆっくりこっちに歩いてきてそのまま抱きついてきた。
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「カズ大好き」
・
思わず笑いがもれた俺の耳に、”ありがとう”の甘い声が響く。
たかがプレゼントをあげるだけのことで
こんなに心臓がおかしくなるくらい高鳴るとはね。
ビビった、まじで(笑)
・
電話の合図に、抱きついたまま離れない体をやっとこ押しのける。
用意ができたと伝えると、目尻をぬぐいながら
”おなかペコペコ(笑)”って楽しそうに笑うその顔に。
俺もつられてまた、笑った。
・
「すごいすごい。目の前で焼いてくれるの？」
和「個室だから、気にせずのんびり食べれるし」
「でもいいお肉たべるとカズお腹壊すでしょ(笑)」
和「うっせぇよ(笑)」
俺らがワイワイやってたら、シェフが穏やかな笑顔で言った。
『二宮様には、特製ハンバーグをと承っております』
「えっ誰からですか？」
『櫻井様より・・・』
和「余計なことを・・・んなの俺ガキみてぇじゃんよ」
「あはは(笑)いいじゃない、ハンバーグだっていいお肉ですもんね？」
『もちろんです(笑)』
俺には特製とかいっても所詮ハンバーグを頼んだくせに。
Aには”櫻井様も大好物のステーキを…”とかなんだそれ。
別に、俺肉食えないわけじゃねぇしさ・・・。
心の中で、今日を完璧に仕上げたかった俺が愚痴ってる隙に
隣りのお嬢様は、ワインをリストから選びはじめてた。
和「あんま飲みすぎなさんなよ」
「大丈夫」
和「大丈夫って根拠ねぇじゃん(笑)」
「酔わないように気を付けるってば・・・ねぇどのワインいいかな」
和「俺がワイン詳しいように見える？」
「・・・すみません、おすすめあります？」
やっぱ赤だよね、って俺に言うと
カウンターの下の足をたぶん
嬉しそうに、揺らした。
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にの大好き - すっっっっっっっごく面白いです！！ まだ途中までしか読んでないのですが、とってもキュンキュンくるし、感動もします♪ こんな小説が書けるだなんて凄いです…！ (2016年5月18日 19時) (
レス) id: 4d8ce83bc8 (このIDを非表示/違反報告)
ムーナカ(プロフ) - すごく良かったです( *´艸｀)笑いながら泣きながらキュンキュンしながら読みました☆キュンとするストーリーは他にもあっても、楽しい気持ちになったりじいんとくるのは初めてでした！素敵な作品をありがとうございます☆ (2014年8月12日 1時) (レス) id: ab0f1719b7 (このIDを非表示/違反報告)
あきち(プロフ) - やったあ（≧∇≦）ちょーちょー楽しみ！あの二人のやりとり大好きだったんですよー！あっちの方も((〃ﾉωﾉ))！期待してまーす！ああ、年末がんばれる！ (2013年12月3日 0時) (レス) id: 366b2ce238 (このIDを非表示/違反報告)
Seira(プロフ) - アキさん» ボロボロ泣いてくれてありがとうです｡ﾟ(PД｀q｡)ﾟ｡まもなく続きUPしますのでまた楽しみに読みに来てくださーい(｡･ω･)ﾉﾞ (2013年12月3日 0時) (レス) id: 6e5f42385e (このIDを非表示/違反報告)
Seira(プロフ) - ゆきだるまさん» ゆきだるまさんありがとう(つω｀*)ﾃﾍまもなく続編UPします♪また遊びに来てくださいねー！ (2013年12月3日 0時) (レス) id: 6e5f42385e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Seira
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/seiralist/
作成日時：2013年7月14日 9時
