31. KazuSide ページ6
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本気でこいつに言えた言葉は
きっとこれが初めてかもしんない。
言った瞬間、胸の奥につっかえてたでかいもんが
ストーンとおっこっていく感じがした。
俺のドキドキに気づくんじゃないよって思いつつ。
どうにもおさまらない胸の鼓動は強くなるばっかだった。
「どうしよ」
胸んとこからこもった声が聞こえる。
和「んー？」
「カズがかっこよくてどうしよ・・・」
和「んなのいつもそうなんだから、今更困ることねぇだろうよ」
「・・・どうしよ」
和「今度は何よ」
「カズがばかでどうしよう(笑)」
和「・・・お前そういうこと言っちゃうとね、どうなるかわかってんの？」
勢いよく押し倒して、首筋に思い切り口づける。
ジタバタ暴れながら、でも多分嬉しそうに笑って逃げる体を
俺のもんだと押さえつけながら、赤いシルシを残した。
「えっ・・・本当につけたの？」
和「さぁ？」
「やだ、ここじゃ隠れないじゃない！」
和「隠す必要なんかねぇだろ。見られてやばい奴でもいんの？」
「・・・ないけど、でも」
和「あとで全身つけてやるから、安心しな」
「・・・なっ//」
和「その前に、体力使うためにメシだメシー。
そこのクローゼットに多分服かかってるから着替えな」
アザラシみたいにごろんと寝返りをうって起き上がると
目をぱちくりさせて俺を見た。
和「シェフ貸し切ったんだから急げよ」
「服？」
和「ちゃんとしたディナーですから」
ぴょんとベッドから飛び降りて脱げた靴ほったらかして
裸足でクローゼットの扉をあける。
そのまま中に入り込んだまま、動かなくなった。
和「何してんの」
「・・・」
和「気にいらねぇとか言うなよ」
「・・・」
和「俺がお前に選んだ服が、似合わないわけ＿＿」
「・・・ステキ」
ハンガーにかかったその服を、そっと体に当ててこっちを見る。
シンプルなネイビーのドレス。
フレンチスリーブのシフォンの袖は、きっとその細い腕に似合う。
ストレートのややタイトなデザインは、きっと丁度その膝頭が見えるくらい。
「あたしの好みピッタリ・・・」
和「だろ(笑)」
「あたしの服なんて、興味ないと思ってた・・・」
和「またお前はさ＿＿」
「着てきていい？」
そう言うと、嬉しそうにドレス抱えて小走りでバスルームに消えてった。
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にの大好き - すっっっっっっっごく面白いです！！ まだ途中までしか読んでないのですが、とってもキュンキュンくるし、感動もします♪ こんな小説が書けるだなんて凄いです…！ (2016年5月18日 19時) (
レス) id: 4d8ce83bc8 (このIDを非表示/違反報告)
ムーナカ(プロフ) - すごく良かったです( *´艸｀)笑いながら泣きながらキュンキュンしながら読みました☆キュンとするストーリーは他にもあっても、楽しい気持ちになったりじいんとくるのは初めてでした！素敵な作品をありがとうございます☆ (2014年8月12日 1時) (レス) id: ab0f1719b7 (このIDを非表示/違反報告)
あきち(プロフ) - やったあ（≧∇≦）ちょーちょー楽しみ！あの二人のやりとり大好きだったんですよー！あっちの方も((〃ﾉωﾉ))！期待してまーす！ああ、年末がんばれる！ (2013年12月3日 0時) (レス) id: 366b2ce238 (このIDを非表示/違反報告)
Seira(プロフ) - アキさん» ボロボロ泣いてくれてありがとうです｡ﾟ(PД｀q｡)ﾟ｡まもなく続きUPしますのでまた楽しみに読みに来てくださーい(｡･ω･)ﾉﾞ (2013年12月3日 0時) (レス) id: 6e5f42385e (このIDを非表示/違反報告)
Seira(プロフ) - ゆきだるまさん» ゆきだるまさんありがとう(つω｀*)ﾃﾍまもなく続編UPします♪また遊びに来てくださいねー！ (2013年12月3日 0時) (レス) id: 6e5f42385e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Seira
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/seiralist/
作成日時：2013年7月14日 9時
