47. KazuSide ページ22
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大きく深く息を吸うと、そのままゴクンとAは飲み込んだ。
カチャリとビューラーを置く音が響く。
後ろから抱きしめる俺の顔の下に、瞳を閉じるAの顔が見える。
瞼が小刻みに震えて、飲み込んだ息を小さく吐いた。
「カズ」
瞼は閉じたまま。
和「ん？」
「2人で暮らせたら・・・また傍にいられたらいいなって思ったよ」
和「・・・」
「ワイワイきっと楽しくて、何よりいつだって近くにいれたら
こんな変な不安も寂しさも感じなくて済むって・・・でも」
うなづきながら、ぎゅぅとまた強く抱きしめる。
「次また捨てられたら、あたし・・・
今度ひとりになったら、って怖くて・・・」
吐く息を震わせながら、閉じたままの瞳からポロリと滴が落ちた。
和「まぁ・・・絶対ないっては言えないし。だってそりゃそうするつもりが俺に
今なくてもさ。人生先のことまで保証するなんて誰にもできねぇだろ」
「・・・」
和「お前がバカばっかやってさ、俺がもうー限界！やっぱこいつ無理だわ！って
なる可能性もあるわけじゃん？」
「・・・」
和「お前が俺を束縛しまくって、寝ても覚めても俺に取りついちゃったら
もう俺が逃げ出すかもな(笑)」
「・・・」
怪訝な顔で、いやむっとした顔でAが鏡越しに俺を睨んだ。
口尖らせて、なんか文句言いたげなこの顔が
俺の大好物だって知らねぇだろうな(笑)
「そんな心配するくらいなら、暮らそうなんて言わない・・で」
和「・・・(笑)」
「もう、そうやって人が怒る顔見て笑うのもやめて」
和「やだよ」
「やだよってなによ」
和「笑うし、暮らそうって何度だって言うってこと」
「・・・だから、今話してたのはそうじゃなっ＿＿＿」
腕の中のAをぐるりと俺に向けた。
びっくりした顔で俺に対してどんな表情していいのか悩んでる。
それを見てまた笑うと、腹を小突かれた。
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にの大好き - すっっっっっっっごく面白いです！！ まだ途中までしか読んでないのですが、とってもキュンキュンくるし、感動もします♪ こんな小説が書けるだなんて凄いです…！ (2016年5月18日 19時) (
レス) id: 4d8ce83bc8 (このIDを非表示/違反報告)
ムーナカ(プロフ) - すごく良かったです( *´艸｀)笑いながら泣きながらキュンキュンしながら読みました☆キュンとするストーリーは他にもあっても、楽しい気持ちになったりじいんとくるのは初めてでした！素敵な作品をありがとうございます☆ (2014年8月12日 1時) (レス) id: ab0f1719b7 (このIDを非表示/違反報告)
あきち(プロフ) - やったあ（≧∇≦）ちょーちょー楽しみ！あの二人のやりとり大好きだったんですよー！あっちの方も((〃ﾉωﾉ))！期待してまーす！ああ、年末がんばれる！ (2013年12月3日 0時) (レス) id: 366b2ce238 (このIDを非表示/違反報告)
Seira(プロフ) - アキさん» ボロボロ泣いてくれてありがとうです｡ﾟ(PД｀q｡)ﾟ｡まもなく続きUPしますのでまた楽しみに読みに来てくださーい(｡･ω･)ﾉﾞ (2013年12月3日 0時) (レス) id: 6e5f42385e (このIDを非表示/違反報告)
Seira(プロフ) - ゆきだるまさん» ゆきだるまさんありがとう(つω｀*)ﾃﾍまもなく続編UPします♪また遊びに来てくださいねー！ (2013年12月3日 0時) (レス) id: 6e5f42385e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Seira
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/seiralist/
作成日時：2013年7月14日 9時
