44. KazuSide ページ19
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「カズに、言って欲しかったの」
和「俺？」
「なんで連絡よこさねぇのって。会いたいんだけどって・・・」
和「・・・」
「”来るものこばまず 去る者追わず”だもんねカズは(笑)
仕方ないってもう割り切るけど、ちょっとその時は・・・寂しかったから」
和「いやそれなり拒むし、それなり追うってことだけだから」
「追わなかったじゃない、あたしのこと」
和「仕事あるって言われたら引き止めらんねぇだろうが」
「仕事なんてなかったもん・・・」
和「・・・んな嘘わかるかよ(笑)」
「あたしの嘘くらい見抜きなさいよ(笑)」
微笑んで笑うその唇にそっとキスして、二人一緒にまたため息をついた。
「ていうかなんで今朝になって、この話したの？」
和「んー・・・なんつーかほら、大事なことって夜話すなって言うじゃん？」
「え・・・それって考え事とかをしちゃだめってことじゃないの？」
和「・・・だっけ？」
「そうだよ(笑)」
和「ぅっせぇな・・・ほぼほぼ同じだろ(笑)//」
しばらく抱き合ったまま、互いの鼓動が時を打つ。
見つめあうと照れくさくて、むずがゆささえ覚えた。
やがてAが思い立ったようにメイクしてくると、立ち上がる。
バスルームに伸びをしながら歩いていく後姿を見ながら
あぁ、言うならいまだろって急に脳が焦りはじめた。
一晩中、何度も話そうと思った。
タイミングを探しては躓いて
どんどん増えてくタバコの吸い殻を見つめては
胸がきりきりすんのをまた吸った煙で誤魔化した。
気飛ばして寝てる姿を眺めては、叩き起こして言っちまおうかと
思ったくらい頭の中そればっかで・・・
結局目覚めたあとも、あふれ出た想いを体ごと抱くしかできなかった。
ぶきっちょで、情けない自分を自分が笑ってる。
ＴＶで晒したことのない本当の俺は、こんなにも恋に弱い。
立ち上がってテーブルに残ったコーヒーを飲み干してから
バスルームのAの元へと歩いて行った。
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にの大好き - すっっっっっっっごく面白いです！！ まだ途中までしか読んでないのですが、とってもキュンキュンくるし、感動もします♪ こんな小説が書けるだなんて凄いです…！ (2016年5月18日 19時) (
レス) id: 4d8ce83bc8 (このIDを非表示/違反報告)
ムーナカ(プロフ) - すごく良かったです( *´艸｀)笑いながら泣きながらキュンキュンしながら読みました☆キュンとするストーリーは他にもあっても、楽しい気持ちになったりじいんとくるのは初めてでした！素敵な作品をありがとうございます☆ (2014年8月12日 1時) (レス) id: ab0f1719b7 (このIDを非表示/違反報告)
あきち(プロフ) - やったあ（≧∇≦）ちょーちょー楽しみ！あの二人のやりとり大好きだったんですよー！あっちの方も((〃ﾉωﾉ))！期待してまーす！ああ、年末がんばれる！ (2013年12月3日 0時) (レス) id: 366b2ce238 (このIDを非表示/違反報告)
Seira(プロフ) - アキさん» ボロボロ泣いてくれてありがとうです｡ﾟ(PД｀q｡)ﾟ｡まもなく続きUPしますのでまた楽しみに読みに来てくださーい(｡･ω･)ﾉﾞ (2013年12月3日 0時) (レス) id: 6e5f42385e (このIDを非表示/違反報告)
Seira(プロフ) - ゆきだるまさん» ゆきだるまさんありがとう(つω｀*)ﾃﾍまもなく続編UPします♪また遊びに来てくださいねー！ (2013年12月3日 0時) (レス) id: 6e5f42385e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Seira
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/seiralist/
作成日時：2013年7月14日 9時
