the other side of love【7】 ページ33
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俺が舌打ちしたり、イライラため息つくたびに
大野さんは潤んだみたいな目で心配そうに俺を見た。
やっぱあれだな。
この人にだけは嘘ついたりってのは無理か(笑)
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智「続くといいね」
飲み終わったコーヒーのカップをぺしゃんこにつぶして
ゴミ箱にナイスシュートを決めた俺に言う。
和「は、なにが？」
智「ニノと、Aﾁｬﾝ」
和「・・・また、そういう怖いことを平気であんたは」
智「俺じゃなくて、Aﾁｬﾝがそう思ってるだろうなってさ」
和「・・・」
智「・・・？」
和「・・・言ってたの？」
智「え？」
和「だから、あいつ。そういう事・・・言ってたのかって」
智「・・・・・言ってな・・いよ？」
和「つまり、言ってたわけね(笑)」
えへへ、って効果音でも聞こえそうな顔で大野さんは笑った。
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つき合おうとか、愛してるぜ！的な言葉は面倒くさくて言ってない。
好きだっつっただけで、バカみたいにテンパるあいつに
それ以上言ったらどうなんのか気にもなったけど、結局。
”これからも、よろしくどうぞ”
そう言って抱きしめた俺の腕の中で、うぇーんてあいつは泣いた。
まじでうぇーんて泣くやつを、俺は初めて見た。
あいつは俺に、いろんな初めてを見せてくる。
そのたびに、胸っつーか・・・腹の奥がなんかむずがゆくなる。
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和「続くと思う？俺ら」
智「じゃねぇとやだ」
和「やだってなんだよ」
智「だって俺、Aﾁｬﾝ好きだから」
和「・・・それ、やめない？」
智「だから、ただ好きなだけだって」
和「あんたのせいで続かない気がしてきたわ・・・」
続けろよ〜と笑いながらくすぐってくる大野さんを
逆にくすぐり返して騒ぐ俺らの後ろで。
丁度メイクから戻ってきた翔君が
何してんのって、呆れ顔で笑う。
その顔を見た瞬間、さっきのスカート話を思い出して・・・
ついマジで睨みそうになった顔を、慌てて笑顔で誤魔化した。
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the other side of love【8】→←the other side of love【6】 SatoshiSide
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にゃんこ?(プロフ) - わー、もうすきです。何回読んでも泣けます。感動作です。大好きです。 (2015年10月24日 23時) (
レス) id: 7cd6255155 (このIDを非表示/違反報告)
キィ(プロフ) - ものすごくいいです( ;o; ) (2014年12月31日 12時) (レス) id: a8abba2e9b (このIDを非表示/違反報告)
しゃむ(プロフ) - やばいっ// (2013年12月29日 20時) (レス) id: 62a7618415 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃ - にの、やばいwwめっちゃかっこよす(^o^)/ (2013年12月29日 2時) (レス) id: 20a30ec314 (このIDを非表示/違反報告)
Seira(プロフ) - 綾香嵐さん» とんでもなく遅いレスでごめんなさい（泣）コメント欄に気づかずとはいえ失礼いたしました（´pωq）続きも読んでいただけたなら嬉しいです…♪泣いてもらえて感謝カンゲキ(*´∀`)♪ありがとうー☆ (2013年10月25日 1時) (レス) id: 6e5f42385e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Seira
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/seiralist/
作成日時：2013年1月27日 21時
