恋する理由【Nino】 (ページ7)

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7:アイドルページ7

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和「あー、ついた。つぅかなんだよ、酒癖悪いなら連れてくんじゃなかったわ(泣)」

「わる・・っぐない・・もん・・」

和「わりぃだろうがっ！！今にも吐きそうなツラしやがって・・・あぁもう」

「だっで・・・だっで・・今日は(泣)」

和「わぁーったわぁーったから！これで泣かれたら面倒だから、ほら吐いてこい、そこで」

「今はまだ・・・だいじょぶ」

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少しおさまった吐き気を堪えながら、座り込んだままだった玄関から立ち上がる。

のろのろとぬいだコートをカズがひったくるようにフックにかけて

”締めすぎたな(笑)”

くっくと笑いながらマフラーをはずしてくれた。

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・・・綺麗な、睫毛。

肌の色、本当に白いんだ。

茶色い髪が、犬っぽくてちょっとかわいい。

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はずしおえたカズが、顔を上げて

至近距離でその顔を私に向けたとき。

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やっと

やっと

やっと私は気づいた。

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「っ・・・・・あぁ・・・」

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明るいライトの下で、キャップをはずしたカズは

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「ニノ・・・・・だ」

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そう、二宮・和也、その人に間違いなくて。

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和「だからなに」

「ニノだ・・・ね」

和「だからそうだって。さっきからずーっとそうだよ」

「に・・ニノが・・・・・」

和「・・・が？」

「こんな・・・いじわるだな・・・んて(泣)」

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和「・・・・・・・あ”ぁっ！？」

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その直後

私は

ついたばかりの

アイドルの家のトイレで

思いっきり吐いたのだった。

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