四十二話 ページ45
カットレットは血の付いた服を脱ぎ、着替える。
カ「おい、ここ掃除しとけ」
「はい」
他の構成員に自分の部屋の掃除を言い渡し、会場に戻る。
カ「おい、お前ら」
カットレットは一味の人間を見る。
カ「ある男が、俺に利用されて今しがた死んだ。かわいそうな奴だな？
俺の約束を信じて一年も頑張ってたらしいんだけどな、俺はそんなのしらねぇ。
これからもそうだ。この一家が頂点にいくためなら、なんでもする。
明日の事だが、松野ファミリーに行ったとき、もし女子供がいたら殺さずさらってこい。
良い金になるからな」
カットレットは面白そうに、実に愉快そうにする。
「さすがだな、ボスは」
「やっぱり一番的にまわちゃいけねえぜ」
所々でひそひそと話が回る。
カ「まぁ、まだ俺も飲んでなかったしな。おれが祝杯をあげよう。
松野ファミリーの６つ子殲滅に乾杯！！！
明日の俺たちの松野ファミリー滅亡に乾杯！！！！！！」
「「「「「「「乾杯！！！！！！」」」」」」」
その瞬間だった。
カットレットは、会場の前といえど壇上に上がっていたので会場内がみわたせた。
そう、どこからか現れた真っ黒のキャミソールドレスの女が現れた。
その女は、両手に機関銃を持っていた。
おい、あの機関銃、一つで４０キロのだぞ・・・
銃マニアでもあったカットレットは、その機関銃の恐ろしさを誰よりも早く察知した。
人を呼んでこなければ
瞬きするのも惜しい、張り詰めた時間にそう決断を下した。
すべてのものがスローモーションに見える。そんな世界だった。
女が、何かしゃべっている。俺に。
なんだ？聞こえない・・・
「逃げるの？」
その女の口はそういった。
女と目があった。
「−−−−ッッッ！！！！！！」
今までに感じたことない恐ろしい殺気。
カットレットは、蛇に・・・いや、【人間】につかまる鼠の気持ちがわかった気がした。
絶対に、届かない。届きたくない。殺される。
女はカットレットの中でそんな存在になった。
ダダダダダダダダ
「うわあぁああぁぁぁぁあああっ」
女は機関銃を発砲しまくる。
会場には８０人程度いたが、あっというまに残り１人にまで皆殺しにされてしまった。
「こいつ！」
会場内に、女はいない。
男がそう認識したとたん、意識が途切れた。
男は、音を立てて崩れた。
倒れた男の後ろには、短刀を持った女ーーそう、Aが恐ろしい目をして立っていた。
最終回も近づいてきたし作者がやりたいことやってるよ@part2書きたいよ→←四十一話
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 331人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水仙(プロフ) - 最後どうして六つ子は主人公を追いかけたんですか？すみません。私国語力ないの…。 (2016年10月16日 14時) (
レス) id: 2af43545d8 (このIDを非表示/違反報告)
カベルネ(プロフ) - 文香さん» ありがとうございますー！！いい物語書けるように更新してきます！ (2016年2月2日 22時) (レス) id: 011398a2b5 (このIDを非表示/違反報告)
文香(プロフ) - うっひょい！！(((最高です！(っ’ヮ’c) (2016年2月2日 22時) (レス) id: c8df34faab (このIDを非表示/違反報告)
カベルネ(プロフ) - はづきさん» 全然ないですよ〜！描いていただけるだけで嬉しいですから！！ (2016年1月7日 15時) (レス) id: b757736038 (このIDを非表示/違反報告)
はづき - あのあのあのあの、画像の大きさとかカラーのありなしとか、大体のイメージとかあったりします…??? (2016年1月7日 10時) (レス) id: 61cfc1f939 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カベルネ | 作成日時：2016年1月2日 14時
