四十一話 ページ44
カ「だから、売りとばしたって。女の方は普通に売って、子供の方は臓器提供のほうに売った。」
構「な・・・解放するって・・・・」
カ「だから解放するよ。今あの二人の所有権は俺として売ってあるからな。
なんか異常があったら俺の方に戻ってくるようになってる。」
構「じゃあ、今すぐにでも二人を戻してください！」
カ「それがさあ、一年半経っても戻ってこなかったら所有権は完全に買ったやつのものなのよ。
で、今日の１１時でちょうど契約の一年半なんだよ。
今、１０時５０分。もう戻ってこなかったからあの二人は完全に返品ナシだ。」
構「そ・・・・んな・・・・じゃあ俺は・・・何のためにこの一年・・・
もう、松野ファミリーも敵に回して・・・俺はもう・・・・」
カ「まぁ、そういうことだ。殺しはしないから、これからもカットレット一家で頑張ってもらおう」
カットレットはふーっと煙草をふかし、にやりと笑う。
構「そんなことのために・・・・一年も・・・それにボスたちを・・・」
カ「は？」
カットレットはおもむろに立ち上がる。
カ「そんなこと？なんだよそんなことって」
立っていた構成員の男の顔を殴り飛ばす。
カ「おまえの約束なんざ素直に守ると思ったか？お前の頭はスッカラカンか？ああ？！」
倒れている男を蹴り飛ばし、踏みにじる。
カ「そんなんでマフィア界やってくつもりですかぁ？
すぐに騙されちゃうおつむのよわいお前にはまだ早いんじゃないんですかぁ？」
カットレットは嫌味な顔をする。
構「・・・・ッ」
カ「おまえは多分これからもっと苦しむだろうよ。
俺の一家には俺みたいなやつが多い。たいていはみーんなこんなやつだ。
金を借りてもない幸せそうな家庭に押しかけて借金返せって言ったりよお、腹立つ奴の人生はあの手この手でぐちゃぐちゃにしてきたりよお、いろいろやってきたんだ。
その中でお前は生きてられるか？あ？」
構「・・・」
カ「・・・つまんねえ奴だな。やめた。生かしてこれからも利用するつもりだったが、つまらん物は俺の一家にはいらねぇ。
ここで死ね」
銃を構成員の男の額に当てる。
バァアン・・・・
悲しい銃声が部屋内に響き、悲しい男の舞台の幕は下りた。
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水仙(プロフ) - 最後どうして六つ子は主人公を追いかけたんですか？すみません。私国語力ないの…。 (2016年10月16日 14時) (
レス) id: 2af43545d8 (このIDを非表示/違反報告)
カベルネ(プロフ) - 文香さん» ありがとうございますー！！いい物語書けるように更新してきます！ (2016年2月2日 22時) (レス) id: 011398a2b5 (このIDを非表示/違反報告)
文香(プロフ) - うっひょい！！(((最高です！(っ’ヮ’c) (2016年2月2日 22時) (レス) id: c8df34faab (このIDを非表示/違反報告)
カベルネ(プロフ) - はづきさん» 全然ないですよ〜！描いていただけるだけで嬉しいですから！！ (2016年1月7日 15時) (レス) id: b757736038 (このIDを非表示/違反報告)
はづき - あのあのあのあの、画像の大きさとかカラーのありなしとか、大体のイメージとかあったりします…??? (2016年1月7日 10時) (レス) id: 61cfc1f939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カベルネ | 作成日時：2016年1月2日 14時
