三十一話 ページ32
貴「・・・」
着替えも終わり、髪も乾かし、ポニーテールに結び直す。
扉を開け、インターホンを押した。
インターホン、というより呼び出しボタンか？と思いながらまた脱衣所に入り、全身鏡の前に立つ。
くるっと回って身だしなみチェック。
ふわん、と長いポニーテールが揺れる。
その後じぃっと鏡を見つめ、目をゆっくり閉じる。
わたしは可愛い女の子。
明るくて、元気。よく笑う。
そう、私とは反対の子ーーーー・・・
また、目を開ける。
多分これでもうその子になりきれるだろう。
扉を開けて脱衣所から出ると、廊下にはおそ松がいた。
貴「・・・」
お「なーんか俺に対して警戒心強くなーい？」
ヒラヒラと手を振って笑う赤い鬼を見つめる。
赤い鬼は歩き出す。
お「そーいや皆腹空かせて死にそうになってたよ。
現に俺も死にそうーー！！！！Aちゃん、お姫様だっこさせてぇー！」
貴「意味がわからないです」
お「Aちゃんから癒しをもらって元気出すの！
それとも俺の自室、行く？」
貴「死んでください」
お「ジョーダンだってぇ〜」
この男は、本当になんなんだ。
お「真面目な話していい？あのカットレット一家の件、今どんな感じ？」
空気が張り詰める。
貴「一週間だけ潜入しようと思います。そっから一晩で片します。」
お「なるほどねぇ。頑張ってね。
にしても、羨ましいよね」
おそ松が立ち止まり、Aの方を向く。Aも立ち止まる。
Aの長い髪を、おそ松が触る。
さらりと髪が指に絡まず手ぐしが通る。
お「こーんな美人さんを近くで拝めるんでしょ？それに美人さんに殺してもらえて。
羨ましいよね、本当に。」
おそ松がAの髪にキスをする。
貴「死んじゃうんですから、元も子もないですよ」
お「でも、最高の最期じゃない♩」
貴「よくわかんないですね」
お「男にしかわからんもんだね〜」
貴「とりあえず、歩いてください」
お「あー、ごめんごめん〜」
おそ松はまた、歩き出した。
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水仙(プロフ) - 最後どうして六つ子は主人公を追いかけたんですか？すみません。私国語力ないの…。 (2016年10月16日 14時) (
レス) id: 2af43545d8 (このIDを非表示/違反報告)
カベルネ(プロフ) - 文香さん» ありがとうございますー！！いい物語書けるように更新してきます！ (2016年2月2日 22時) (レス) id: 011398a2b5 (このIDを非表示/違反報告)
文香(プロフ) - うっひょい！！(((最高です！(っ’ヮ’c) (2016年2月2日 22時) (レス) id: c8df34faab (このIDを非表示/違反報告)
カベルネ(プロフ) - はづきさん» 全然ないですよ〜！描いていただけるだけで嬉しいですから！！ (2016年1月7日 15時) (レス) id: b757736038 (このIDを非表示/違反報告)
はづき - あのあのあのあの、画像の大きさとかカラーのありなしとか、大体のイメージとかあったりします…??? (2016年1月7日 10時) (レス) id: 61cfc1f939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カベルネ | 作成日時：2016年1月2日 14時
