【恋うた】Disc 1 (ページ25)

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「待ってよひか、子犬タイプって言ったらうちの有岡犬も負けないぞ？チワワほど可愛くはないけど柴犬レベルはいってると思うよ！」

“ほら！おてっ！”って突然目の前に山田が手を出したから反射的に自分の手をその上に載せちゃった…

「おお～反応いいじゃん！」

「そうなんですぅ～うちの子元気なところだけがうりなんですぅ～」

「ワンワン！…って誰が犬や！さらっとディスるな！！あと地球上の柴犬たちに謝れ！！」

腹を抱えて爆笑してるゆうとと圭人はできるだけシカトしよ、シカト。

「まあ、何が言いたいかというと、せっきょくてきに攻めろってこと！」

「今の言い方絶対ひらがな喋りやw」
「ひか積極的って漢字書けるか？w」

ゴニョゴニョクスクスしてる長身とチビが一発ずつデコピン食わされてやっとおとなしくなった。

「ネコ好きとかマジで理解できないけど、大ちゃんが好きになった子ってきっといい人だから、応援してるよ」

「えっ…？」

周りの4人と順番に目を合わせると、ひとりひとり優しく微笑んでくれた。

急にどうした？俺を泣かす企画？

「みんな…ありがとう……俺、頑張る…！」

「ぶっちゃけトマト好きな人変人しかいないと思うけど、せいぜい頑張ってこいよ～」

「コラやま！言い方！」

「はいはい！圭人、Kさんの顔気になる！」

「えっ、俺も気になる！光くんそのサロンどこにあるか知ってるでしょ？写真撮ってきてよ」

「まぁまぁ、とりあえず今はうちの大ちゃんの初々しい恋を静か―に見守ってあげましょう」

「…要はただネコだらけの店に近づけたくないだけでしょ？」

……お前ら、応援してるかバカにしてるか分かんないわ。

でも、少しだけ、ほんの少しだけ、自分に素直になれた気がした。

君の、もっとそばに近づいてみたい。

どこまでいけるかまだ分からないけど…当たって砕けても、いいんじゃない？

-【SUMMER TIME】fin.

CDデビュー12周年おめでとうございます！
全員分のジャンペ読んでると何回も涙出そうになりました(笑)

これからもずっと可愛く仲良くいてください(*^^*)