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〜7〜 ページ7

真冬...






彼の、名前...?








「やっぱり、もう行っちゃったんだ」







便箋の上に、大粒の水滴がポタっと落ちた。






自分のほおをそっとなでる。







私の涙だった。








こらえきれなくなり、涙が次々と便箋を濡らしていった。






悲しすぎるでしょ。






もう会えない。





電話番号も、メールアドレスも何も知らないまま。









「...言っとけばよかった」







人間という物は、後で後悔をする。







感じの通り、後にならないと過ちに気が付かないのだ。









今の私はそんな状況。





旅立つことが分かっていたのに、言えなかった。









この弱虫、意気地なし。




なんで言えなかったんだよ。









私、真冬さんの事が...好きだったんじゃん。








あの時、無意識に止めた時に






気が付けばよかった。









こんな状況でも、桜は散り続ける。






私の頭に落ちてきていると分かっていながらも、







その場を動くことができなかった。

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設定タグ:歌い手 , まふまふ , 短編   
作品ジャンル:恋愛
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みみ - 今まで占ツクで小説読んできた中で、一番小説っぽいです!!更新頑張ってください!! (2017年9月29日 23時) (レス) id: 94eea2c0b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:つぶつぶメロン | 作成日時:2017年9月2日 16時

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