3話 ページ11
それから、8ヶ月後。
いよいよ今日から入院だ。
貴方「サクラ先生、よろしくお願いします。」
鴻鳥「こちらこそよろしくお願いします。元気な赤ちゃんが生まれるように一緒に頑張りましょうね。」
貴方「はい。」
陣痛が来て、赤ちゃんの頭が下がったら、出産か。
ドキドキする。
天堂「A。」
貴方「あ、浬。来てくれたの?」
天堂「当たり前だろ。ここの病室、結構広いな。」
貴方「うん。そうなの。いい部屋だね。落ち着いて過ごせそう。」
天堂「嘘。」
え?
天堂「緊張してるだろ。」
貴方「え?」
天堂「顔見てればわかる。リラックスして過ごせよ。」
浬にはバレちゃったか。
貴方「うん。」
天堂「ほら。これでも読んでろ。」
あ!
貴方「医学書?読みたかったやつだ。ありがとう。」
天堂「ほどほどにしろよ。」
貴方「うん。、、痛っ。」
天堂「A?どうした?」
もしかしてこれが。
貴方「陣痛?」
天堂「ちょっと待ってろ。先生呼ぶ。、、、陣痛です。鴻鳥先生をお願いします。」
ーーーーーーーーー
鴻鳥「うん。陣痛が始まったね。」
やっぱり。
小松「大丈夫。私たちがちゃんと管理するから。」
貴方「小松さん、サクラ先生、よろしくお願いします。浬、そろそろ会見の時間でしょ?行って大丈夫だよ。すごい術式なんだから、しっかり発表して来てね。」
天堂「行くわけないだろ。、、、もしもし、小石川先生。すみません。会見を欠席させてください。、、、、はい。失礼します。」
え?
貴方「ちょっと、浬。何言ってるの?」
天堂「産まれるまでずっとそばにいる。お前が妊娠したときに決めたんだ。」
小松「いい旦那さんだね。よかったね。」
え、でも。
小松「出産は人生の大勝負みたいなものなんだから、甘えちゃいな。」
そっか。それもそうだよね。
貴方「浬、ありがとう。」
鴻鳥「じゃあ、僕たちは一回戻りますね。また何かあったら呼んでください。」
貴方「はい。」
ー数時間後ー
小松「一条さん、ちょっと見せてください。」
貴方「はい。」
陣痛の周期も短くなって来たし、そろそろかな。
小松「うん。じゃあ、分娩室に移動しようか。」
貴方「はい。」
@分娩室
鴻鳥「うーん、ちょっと絡まっちゃってるね。一条さん、帝王切開でもいいですか?」
帝王切開か。本当は自力で産みたかったけど、仕方ないよね。
貴方「はい。お願いします。」
鴻鳥「オペ室に移動しましょう。」
348人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
25万(プロフ) - 素敵な作品でした! (2022年5月24日 13時) (レス) @page24 id: 9682f4a669 (このIDを非表示/違反報告)
愛華 - anier017さん» コメントありがとうございます。検討させていただきます。 (2020年5月7日 11時) (レス) id: c4ad03bd10 (このIDを非表示/違反報告)
anier017(プロフ) - いつも楽しみに読ませていただいてます。新設定の恋つづ、私はとても読んでみたいです^^ (2020年5月7日 11時) (レス) id: a030ce827e (このIDを非表示/違反報告)
愛華 - haruさん» この後、コウノドリコラボでか書く予定です。お楽しみに (2020年5月5日 17時) (レス) id: 9d084b53fe (このIDを非表示/違反報告)
haru - 子どもが出来た時のお話が読みたいです! (2020年5月5日 15時) (レス) id: 09d8f91aa6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:愛華 | 作成日時:2020年5月2日 11時