28話 ページ28
ーあなたsideー
久しぶりに来たな。
10年以上帰って来てないもんな。
でも、全然変わってない。
最近、探偵みたいな人が私の周りでウロウロしてるのは間違いなくお父様の仕業だし、時間が空いたことだし、一回ちゃんと話そうと思って帰って来たはいいものの。
入りづらいな。
(ガラガラ)
誰か出て来た。
母「あら？どなたですか？え。A？」
お母様だ。
貴方「お母様。、、お久しぶりです。」
母「帰って来たのね。おかえり。入って入って。」
あれ？怒られると思ってたんだけど、怒ってない？
貴方「はい。」
母「お父さん、Aが帰って来ましたよ。」
父「、、、、、、、今更、何をしに帰ってきた。お見合い結婚するのか？」
お父様は怒ってる。
やっぱりね。
貴方「お見合い結婚はしません。今日はきちんと話がしたくて、帰ってきました。」
父「結婚しないなら、話すことなんてない。」
行っちゃった、、、
これは手強いな。
母「あ、もう。お父さんったら。私もちゃんと話してみるからね。」
貴方「ありがとうございます。」
母「帰ってきて早々悪いんだけど、ちょっとお使いに行ってきてくれる？」
貴方「わかりました。」
母「これを〇〇さんのところに届けてきて。覚えてるかしら、〇〇さんのお家。」
確か、優しいおじいちゃんとおばあちゃんのお家だっけ。
貴方「覚えてます。行ってきますね。」
母「行ってらっしゃい。」
ーーーーーーーーーー
〇〇さん、喜んでくれたな。
よかった。
私のこと覚えててくれたんだ。
あれ、こんなところに定食屋さんができてる。
クリームコロッケか。美味しそう。
、、、、、天堂美味しそうに食べてたな。クリームコロッケ。
いけないいけない。
離れるって決めたんだから。
prrrr
ん？電話。あ、流子さんだ。
マンションのことだよね。出なきゃ。
貴方「流子さん、ごめんなさい。マンションのことですよね？」
ん？
返事が返ってこない。
天堂「、、、バカ。」
天堂？え、なんで？
天堂「俺の電話には出なくて、姉貴の電話には出るってどういうことだ。」
貴方「ごめん。せっかくの決心が揺らぐのが怖くて。今ね、京都にいるの。実家に帰ってきてて。だから、私の心配はしなくて。大丈夫だから。」
(ギュッ)
え？天堂？なんでここに？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 973人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
結 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが…｡ 4話のここの部分 (バサッ) これ正しくはドサッではないのでしょうか？ (2022年2月14日 0時) (
レス) @page4 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - こんばんは(*^^*) 夜分遅くにすみません…｡ 一つお聞きしたいことがあるのですが…｡ 3話のここの部分 意識なし、息してないから、胸骨○○←名前�靴覆�ゃ� これって文字化けでしょうか？ (2022年2月14日 0時) (レス) @page3 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
愛華 - 哀羅さん» ありがとうございます。更新頑張ります！ (2020年3月20日 14時) (レス) id: f1b4b8ca84 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅 - 続編楽しみです！これから先も愛読させてもらいます！大変かとは思いますが頑張って下さい！！応援してます！ (2020年3月19日 19時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
りせ(プロフ) - 愛華さん» ありがとうございます！ (2020年3月12日 10時) (レス) id: d59f2d3f2f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：愛華 | 作成日時：2020年2月27日 11時
