恋はつづくよどこまでも

40話 ページ42

ー次の日ー

あれから、根岸さんに会ったら、勇者ちゃんを外してほしいって言ったのは根岸さんってことがわかったんだよね。
天堂に謝らなきゃな。
でも、陽が当たってて気持ち良さそうなベンチ見つけたから、ちょっと日向ぼっこしてから戻ろうかな。
まだお昼休みだし。

んー、ポカポカで気持ちいい。

天堂「A。」

わ、気づかなかった。天堂！
ちょうどいいから謝ろう。

貴方「天堂、本当にごめん。勇者ちゃんを外したのは根岸さんに言われたからだったんだね。勘違いしてた。本当にごめん。」

天堂「別にいいよ。これ、やる。」

ん？パン？
もしかして？

貴方「天堂もついにメロンパンの良さに気づいたの？ん？違う。チョココロネ？」

なんで？
メロンパンかクリームパンかと思ったんだけどな。
まあ、いっか。

貴方「いただきます。」

んー、必死ぶりに食べたけど、甘くて美味しい。

天堂「悪かった。」

ん？

貴方「なんのこと？」

天堂「せっかく作ってもらったのにクリームコロッケ食べなかったから。」

貴方「んー、いいよ。天堂の歴代彼女ちゃんとは違って、私は医者だから仕事に理解あるよ。私が天堂の立場でも、検査に行くと思うし。」

天堂「そうか。じゃあ、俺は戻る。」

貴方「うん。また後で。」

ーーーーーーーー
チョココロネ、美味しかったな。
でも、なんでチョココロネをチョイスしたんだろう。
謎すぎる。

ん？人だかり。
あ、来月のシフト決めてるのかな。

根岸「あ、一条先生。」

貴方「はい。」

根岸「あの、8日って病院にくる予定ですか？」

ん？ほぼ毎日来てるから、多分病院にいるんじゃないかな？

貴方「多分いますよ。」

根岸「じゃあ、患者さんのオペの説明入れてもいいですか？別日でもいいらしいんですが、せっかくいるならついでにやってもらおうと思って。」

なんだ。そんなことか。

貴方「いいですよ。」

天堂「8日はダメです。」

え？

根岸「なんか8日ってありましたっけ？」

天堂「飯食いに行きます。」

へ？

沼津「あ、もしかして医局の食事会か何かですか？」

天堂「いや、2人で。」

石原「仲良いですもんね。そういう同期憧れます。」

天堂「いや、こいつ俺の彼女なんで。」

え？言わないんじゃなかったの？

根岸「あら、ついに。」

石原「長かったですもんね。」

え、あ、天堂行っちゃった。

貴方「ちょっと待って言わないんじゃなかったの？」

？？「天堂先生？、、、、天堂先生、お久しぶりです。」

え、なんでここに？

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