寝たふり ページ41
.
_____ブーブーブー
リビングに携帯のバイブの音が響いた
眠りから覚め
目を瞑ったまま少し残る眠気が心地よく堪能していたら
手にある違和感に気づいた
何かがおかしい
まさかね、、
まさかだとは思うけど、、と思いながら時徐々に目を開けたら
20センチもないような距離にスースーと寝息を立て眠る奴の顔
握られている手
なぜかかかってるブランケット
思わず声が出そうになりとっさに空いてる手で口を抑えた
なんでいんのよ
帰ってこないそのつもりでいたのに
.
なのに
いつも奴の行動が予測不可能で自分勝手でイラッとする気持ちが半分
もう半分は目の前にいることに何故かホッとしてる
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なんかこの間と逆のシュチュエーションだな、、
ふと奴が熱を出した時を思い出した
まぁ ここにいてって私が頼んだわけじゃないけど、、笑
.
こんな近距離でまじまじと奴の顔を見ることできないから
奴が寝てることをいいことにじーっと顔を見てしまう
.
本当に整った顔してるね
性格は一部難ありだけど
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でもどことなく寂しがり屋で弱々しいところもあって子供っぽい
こうブランケットかけてくれたり優しいところもあるんだよな
前もそんなこと思ってたな
.
_____ブーブーブー
また携帯のバイブ音がなった
紫「ん、、」
起きたーーー
私はテンパってブランケットで顔を隠し寝たふりをした
奴は気づいてないのか優しく私の頭を撫でた
そのまま頭の上に手を置かれていて
なんか分からない感情が溢れ出す
.
私はブランケットから少し顔を出した
.
紫「うわっ!、、、いやこれはっ、違う、、そのごめん」
奴は驚きながら申し訳なさそうに頭の上にあった手をどかした
紫「ごめん起こしちゃった?」
『大丈夫、、』
紫「こんなところで寝たら風邪ひくで」
『自分だってこんなところで寝てたらまた風邪ひくし』
紫「え?」
『あっ、、』
しまった、、
寝た振りと言っても
奴からしたら寝てたわけで奴がここで寝てることを知らないはずなのに
紫「起きてたん?」
『いやその、、』
何故か奴は笑みを浮かべていた
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小糸(プロフ) - rinaさん» rina様はじめまして。コメントありがとうございます!コメントくださった矢先に続編へと移動になってしまいすみません。これからも頑張って更新していくので楽しみに待っていて頂けたらと思います!頑張りますね!本当にありがとうございます! (2018年7月16日 9時) (レス) id: 8cb553cb23 (このIDを非表示/違反報告)
rina(プロフ) - はじめまして!毎日楽しみに読ませていただいています。これからの展開が予想出来ずドキドキしちゃいます‥(/´△`\)明日からも更新楽しみにしているので無理することなく更新頑張ってください! (2018年7月16日 0時) (レス) id: 85840da116 (このIDを非表示/違反報告)
小糸(プロフ) - nmechangさん» nmechangさんコメントありがとうございました!今一番ハマってると言っていただけてとても光栄です!亀更新なったりもしますが楽しみに待って頂けたらと思います!本当にありがとうございます! (2018年7月1日 22時) (レス) id: 8cb553cb23 (このIDを非表示/違反報告)
nmechang(プロフ) - 今一番ハマってる小説です!頑張ってください!楽しみにしています(//∀//) (2018年7月1日 18時) (レス) id: eb8d21d1fd (このIDを非表示/違反報告)
小糸(プロフ) - umina5さんコメントありがとうございました!とても嬉しいです!少し亀更新だったりするかもしれませんが楽しみに待っていただけたらと思います!本当にありがとうございます! (2018年6月24日 21時) (レス) id: 8cb553cb23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小糸 | 作成日時:2018年6月10日 18時