突然 彼が現れた 《平野紫耀》

居酒屋 ページ9

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片手にビールジョッキ




｢『カンパーイ！！』｣





お構い無しに一気に飲む






岩｢もうまたこの間みたいに酔いつぶれることになるよ｣



『イライラしてる時はこれが一番なの！』



岩｢明日も仕事でしょ｣



『そうなんだけどさ』



岩｢で、何があったの？｣






あったことをこと細かく伝えていくうちに岩橋の顔がどんどん曇る






岩｢整理するとお父さんの部下がAの家に転がり込んでAをたぶらかしてるってこと？｣



『んー結構違うけどそういう事にしとこう｣



岩｢その男刺しそう｣



『今サラッと怖い事言ったね』



岩｢今そのくらいの気持ちって言いたいの！｣



『はいはい』





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岩｢そんなん言われたら家に帰せないじゃん…｣





なにかをボソッとつぶやいた








『え？なんて？』


岩｢別に何でもない！よし飲も！｣


『さっきまで明日仕事って言ってたじゃん！笑』







いつもと変わらずお酒を飲み食べ物をつまみ楽しい時間を過ごした




楽しい時間が過ぎるのは早く居酒屋を後にする





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岩｢もうだからの飲むの止めたのに｣





また少し飲みすぎた





『ほんと岩橋ってお酒強いよね』


岩｢そこだけは譲れないかな 笑｣


『はぁもうしんどい。あいつがいると思うと帰りたくない』


岩｢帰らなければいいじゃん｣


『え？』


岩｢別に無理に帰らなくてもいいよ｣


『でも』


岩｢俺の家においでよ｣









岩橋の顔を見ると見たことない真剣でどこか寂しげな顔をしていた







酔いと帰りたくない気持ちと岩橋といる安心さから頷いてしまった



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