突然 彼が現れた 《平野紫耀》

予想外 ページ47

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約束通り今日はショッピングモールに買い物にきた




何を買いたいのかは全く知らない






肩を並べ歩く二人




買い物なんていつぶりだろうか


一人でお出かけもしないし通販で買ったりしてるから新鮮だ








『ところで今日何買いにきたの？』



紫｢あ〜タオル自分の少ないしコップも欲しいなって｣



『別に家にあるの使えば』



紫｢やっぱ女の子は一緒の嫌やと思ってちゃんと自分の使う｣






遠慮するところ違くない？


もっと遠慮すること今までにもあったよね？





でもそういう所ちゃんと考えてるんだなと感心した









お店に着くなりいろんな物が目に入ってきて雑貨見るのが好きな私は目的そっちのけで余計なものまで見てしまう


奴は何も言わず横で笑っていてくれて






ふと気づく


今日は私の用事ではない









『ごめん』



紫｢どうしたん？｣



『タオルだったね』



紫｢ふふっ笑 別にええよ、Aちゃん楽しそうやし｣









目的のタオルが置いてある場所に行くと見たことある人影、、







『あっ』



桐｢あっ｣







触らぬ神に祟りなし



その場を離れようと試みるが








桐｢ちょっ流石に挨拶ぐらいは｣



『お疲れ様です、では』



桐｢えー早くない？｣



『プライベートなので』



桐｢俺やってプライベートやし｣







あーだこーだと言っている支配人


支配人と小競り合いしていると私の横に目線を逸らした


支配人の目がキラキラし始めて悪い予感しかしない








桐｢この方は？｣



『、、友達です』



桐｢はじめまして〜神楽木のお世話係、桐山と申します｣



紫｢はじめまして｣



桐｢初めてお会いしたのに失礼ですが、単刀直入にお聞きします。ドレスショーのモデルしてみません？｣





『しません』





絶対言うと思ったわ


これは阻止せねば







桐｢神楽木には聞いてない｣


『絶対にダメです。巻き込まないでください』


桐｢でも手配も手こずってて｣


『それでもです、そんなことずっと言ってると私も断りますよ』





シュンっとなり静かになった支配人






紫｢俺やりますよ｣


『ちょっ』


桐｢いいんですかっ｣


紫｢Aちゃんもモデルやるんやろ？｣


『それは』


紫｢Aちゃんのドレス姿見れるなら喜んで｣









まさか奴が参加することになるとは誰も予想しなかっただろう



お陰様で私は生きた心地が全くしない






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