恋する気持ち～part２～ (ページ7)

今日:9 hit、昨日:10 hit、合計:6,723 hit

〇４７ページ7

ひかり「なんっ...の話っ？」

泣きすぎてしゃっくりがではじめたひかりが
私の携帯を覗きながら聞いてくる

ひかり「あっ...子犬っじゃん！」

あ「ごめん、ちょっと電話してくる！」

こんな深夜に電話だなんて、
なんて迷惑な話なんだろう。
って思いながらもとりあえずかけてみる

５コールしても出なかったら諦めよう

プルルルｯ

１...

和「はい。」

あ「はやっ！」

予想よりも全然早く切れたコールに
思わずそう言ってしまった

和「なんの用？」

電話越しからでも分かる不機嫌な声

あ「あ、あの...Aですけど...」

和「知ってる。」

そりゃそうだ
相手確認しないまま出ないしね、普通。

自分から電話したくせに
何を言いたかったのか既に忘れて
無意味に部屋の中を歩き回る

あ「ごめんね？
電話、何回もかけてくれてたのに...
マナーモードにしたままだったから気づかなくって...」

和「はぁ...今どこにいんの？」

あ「い、家です...」

和「いつ帰ってきたの」

あ「えっと...1時間くらい前かな」

和「へぇー」

へぇーって...

あ「あのね！
ごめんね？今日あんなこと言っちゃって...
そんなつもりで言ったんじゃなくて、その...
あの...えっと...」

普通に謝りたいだけなのに
何故か言葉が見つからない

和「その事はもういい。」

バッサリと切られて
なんて返したらいいのか分かんなくて
ただただ沈黙が流れる

あ「あ、じゃあ...もう遅いし切るね？」

和「...デート、どこ行ってたの」

あ「居酒屋さんに行ってきたけど...
それがどうかしたの？」

和「酒、飲んだ？」

あ「あ、うん。一杯だけね」

質問攻め...

和「何もされてないの？」

あ「そんなことあるわけないでしょ！/////」

こんな時に思い出して顔が熱くなる

和くん...嘘ついてごめんね

ほんとはハグされました。
なんて言えるわけないから許して

しかも心地よかったです。
なんて口が裂けても言えないし、言いたくないから
どうか！これ以上探らないでいただきたい

和「次のデート覚えてる？
まぁ、忘れてるわけないか」

次のデートって確か...

嫌な記憶が蘇る

そうだ...
ひかりが勝手に送ったんだった

あ「覚えてるけど...
あれは勝手に友達が送ったものだから...」

和「それ、明後日な。
じゃ、おやすみ」

一方的に切られた電話

と、

また一方的に取り付けられた約束