〇 ７３ ページ38
〜和也side〜
体調が悪い？
相変わらず嘘つくの下手くそなんだよなぁ。
Aも。翔さんも。
なんかあったって丸わかり。
仕方ねーな...
ひと仕事しますか！
和｢なにしてんの。｣
翔｢は？｣
和｢Aんとこ、早く行けよ｣
翔｢二宮...お前が行ってくれ｣
は？
まじかよ。
和｢それ、本気で言ってんの？｣
翔｢........｣
和｢あっそ。
じゃあ遠慮なくもらうわ。
言っとくけど、ずっと我慢してたんだから何するか分かんないから。｣
ここまで言っても立ち上がらないなら
本気で俺がもらう
つもりだったけど。
やっぱその必要はないらしい。
もう走り出してるし
おまけに俺を押してくれちゃってさ？
角にあたっていてぇよ...
和｢あとで今日の買い出しの分、請求してやる｣
咲｢それで良かったの？｣
和｢んだよ...知ってたのかよ｣
またこいつに余計なこと知られたじゃねーか
追加請求だな、これは。
咲｢分かりやすいくらいだったけど？｣
和｢うるせぇ。
それよりお前は良かったのかよ。
今間接的に振られたけど｣
あ｢心にぽっかり穴が空いたから慰めてくれる？笑｣
和｢却下。｣
あ｢和也くん、
やっぱりA先生にしか優しくないね笑｣
和｢あのなー、俺だって今振られたばっかなんだからな？｣
咲｢和也くんはまだ振られてないじゃん｣
まだ、な。
それも時間の問題
でもまぁ、振られるっていうより最初から相手にされてなかったからな
結構頑張ったのになー、俺。
咲｢生徒が先生に恋しちゃダメなのかな.....｣
さっきまで笑ってたくせに
やっぱダメなんじゃねーか
和｢フッ笑
強がりすぎなんだよ
こんな時くらい泣けばいいだろ？
ほら。｣
さっき買ってきたジュースやるよ。
まぁそれ、相葉さんのだけど笑
咲｢泣かない.....！｣
和｢もう泣いてんだろ。｣
咲｢なんでそんな平気なの...｣
平気なわけあるか！
今すぐにでも追いかけて気持ち伝えてぇよ
好きだ。って
でも言ったとこでAを混乱させるだけ
そんなぐちゃぐちゃにしてまで
付き合いたいと思わねーから俺の気持ちはここにしまっとく。ただそれだけ。
雅｢んん.....ニノ〜
.....えっ！？！？なんで泣いてんの！？
ニノ！！咲ちゃんに何したの！！｣
相葉さん...起きるタイミングよ...
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作者名：#Y | 作成日時：2018年1月17日 0時
