恋する気持ち～part２～ (ページ37)

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可愛いでしょ！？ってひたすら言ってる咲ちゃんと
かわいーって言わされてる和くん。

なんだかんだ仲良いよね笑

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ーーーピンポーンーーー

咲｢翔先生！？！？｣

その言葉にドキッとする

大丈夫。大丈夫。
いつも通りにしてればいい。

翔｢ごめん、おそくなっ.....A？｣

久々に名前を呼んでもらえた。
それだけで胸がキュンってなるのが自分でもわかる

私が来ることを知らなかったんだね。
おっきい目がさらにおっきくなってる

あ｢部活お疲れさま｣

翔｢あぁ...さんきゅ｣

なんで...目そらすの...？
私、...なんかした？

さっき翔と会うことを知って
心のどこかでまたいつも通りに...って思ってた。

ううん。
いつも通りに話して、笑って、
なかったことにしようとしてたのに。

あ｢ごめん、お手洗い借りるね...｣

はぁ.....

何この気持ち...
悲しい？翔に対してのムカつき？

なんか...どれも違う。

あ｢ほんとに帰ろっかな...｣

荷物を取りにリビングに戻ると

翔｢その髪どした？｣

咲｢これ可愛いでしょ？
A先生がやってくれたの！！｣

翔｢そっか！似合ってる｣

.....

私もやったのに。
なんで咲ちゃんだけなの。

アレンジしてあげるって言い出したの私だけど
いまさら後悔。

やるんじゃなかった。って

あ｢和くん...体調悪くなってきたから帰るね｣

体調が悪いなんて嘘。

さっきまでゲラゲラ笑ってたし怪しまれるのは間違いないけど...
お願い！今日だけは何も聞かないで...

和｢.....気をつけて帰れよ｣

そう言って背中をポンと押してくれた

ありがとう...和くん。

エレベーターの扉を閉めようとすると
バンッって扉を抑えられてびっくりする

でも強引に入ってきた人にもっとびっくりした

あ｢なんで...？｣

手を引っ張られてそのまま胸の中へ

翔｢ごめん...A...ごめんな.....｣

...泣いてるの？

翔｢俺は...｣

あ｢翔...もういいよ...
無理に話そうとしなくていいから｣

やっと分かったよ
さっきの気持ちの正体が。

あ｢.....寂しかった...
学校でも会ってたのに話せなくて...
連絡もずっととってなくて...｣

付き合ってないし、毎日連絡をとり合う約束もしてない。

でも私の中ではそれが当たり前だったから...

それに好きな人だから...

だからこそ...寂しかったの