恋する気持ち～part２～ (ページ25)

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夏休みに入って和くん達と会うことがなくなって
もちろん連絡もとってない

翔はこの夏からサッカー部の顧問らしいから
ちょくちょく会うんだけどね

夏休みと言えど、私は学生じゃないし休みはない
部活の顧問をしてる訳でもないし、
教師じゃないから夏期講習の予定もない

けど、

運動部の子達が熱中症や怪我したら大変だから
万が一のことを思って出勤する

海の約束は約1ヶ月後
それまでには言わなくちゃいけないって
分かってるんだけどやっぱり行きたいなって思ってなかなか言えない。

あ「もーやだ...」

？「なにが？」

あ「行きたい...」

？「どこに？」

あ「海.....えっ...？」

翔「やっと気づいたのかよ笑」

あ「な、な、な、何！？
何しに来たの！？」

いきなり現れたことにびっくりしてうまく喋れない

翔「何しにってひでぇーな笑
ここ、怪我したから絆創膏くれない？」

指を指す先は血が出て服も体もドロドロに汚れてる
一体どんなコケ方したの...

あ「ちゃんと洗って消毒しないと...」

翔「すぐ戻んねぇといけねーからなるべく早く頼むわ」

あ「わかった」

洗ってくるって言った翔にタオルを渡して
その間に準備する

戻ってきた翔は何故か髪がびしょびしょに濡れてて
慌てて新しいタオルを渡す

翔「暑いからついでに濡らしてきた」

って聞いてやっと納得

ウェア姿の翔を見るのは新鮮で
濡れた髪をかきあげる姿に
何故か胸がドキッとした/////

あ「消毒するからちょっと裾上げていい？」

翔「えっ...あぁ、どーぞ？/////」

あ「耳真っ赤だけど...大丈夫？」

翔「あのさー。
そのー...なんつーか..../////」

あ「なに？」

翔「...その体勢見えそう/////」

あ「.......なっ！？//////////」

慌てて自分の胸を押さえる

そうだった...
さっき暑いからボタン開けたの忘れてた.../////
なにやってんのよ、自分！！/////
ってかどこ見てんのよ、翔！！/////

あ「...見えてない...よね？/////」

翔「あぁ...ギリな」

あ「そう.../////」

無言のまま処置終了

翔「ありがとな。

それと、海行くのか迷ってるなら来いよ！
その方が大澤たちが喜ぶから」

あ「迷ってること...なんで...」

翔「二宮情報。
じゃ、行くわ」

あ「あ、いってらっしゃい...」

何言われても気にしなかったらいいんだよね？
それに先に約束したもんね？

やっと海行く決意ができた