ゆーてぃの妹が好きな僕【Yuri.C】 (ページ4)

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ゆーてぃの妹 #4 ページ4

なんであんなこと言っちゃったんだろ、
いくら他人を強調したいからって、
名字一緒だったらバレると思って、

「下の名前言うとか…」

咄嗟に嘘の名字を言うことは出来なかった。

お兄ちゃんから知念さんは頭いいって聞いたことあるし、もしかしたら
おかしいと思われてるかもしれない。

亜理紗「ちょっと、中島さん？」

「え？」

亜理紗「こんな所で何してるの？」

「え...っと、散歩だよ！」

神崎亜理紗ちゃん。
うちのクラスの中心でお金持ちの娘だという。
クラスでも一目置かれていて、逆らったら痛い目に遭うという噂があるくらい。

亜理紗「そう。
今日は裕翔様がお仕事でこの近くに来てるって
お父様から聞いてきたんだけど、
中島さん知らない？」

「さ、さぁ…」

運が悪いことに亜理紗ちゃんはお兄ちゃんのファンで、私はあまり関わらないようにしている。

亜理紗「そうよね。
あなたが裕翔様のことなんて分かるわけないものね。」

「う、ん。
じゃ、じゃあ私急いでるから。またね。」

逃げるようにしてテレビ局を後にした。