今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:79,459 hit
小｜中｜大
ゆーてぃの妹 #28 ページ28
"振り向かない相手ほど燃えるからさ"
なにそれ、
相変わらず不思議な人で
なんで、
なんで来てくれたの？
彼がいなくなった後も
私はまだドアに寄りかかってた。
侑李くんは、さ
アイドルなんだよ？
一瞬浮かんだ考えをかき消した。
でもちゃんと、言わなきゃ。
ぎゅっと手のひらを握った。
なんて言おう、
どんな顔して会おう、
そんな不安は吹っ飛んで
侑李「A、久しぶり。」
「お久しぶり、です。」
少し心が温かくなったの。
本当は会いたかったその笑顔を見た時に。
裕翔「A、」
「2人には言っとかなきゃと思って。」
できないの、
お兄ちゃんと一緒で嘘をつくのが下手な私は
見て見ぬふりをして
このまま過ごすなんてさ。
あと、これ以上
侑李くんに嫌われたくなくて。
初めて私のことを受け入れてくれた人、
楽しい時間を作ってくれた人、
初めてドキドキさせられた、人。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 95人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鈴花...♪*ﾟ | 作成日時：2016年5月9日 17時
